モナコのバディム・バシリエフ副会長は、今夏大型補強に動いたパリ・サンジェルマン(パリSG)が、「どうやってファイナンシャルフェアプレー(FFP)を回避するかわからない」との見解を示した。
今夏パリSGは、史上最高額となる2億2200万ユーロ(約290億円)の移籍金でブラジル代表FWネイマールを獲得。さらに移籍期限最終日には、モナコからFWキリアン・ムバッペを1億8000万ユーロ(約235億円)での買い取りオプションがついたレンタルで獲得している。
しかしこれらの超大型補強は、FFPに抵触した可能性があるとして、すでにUEFAがパリSGに対し調査を行うと発表している。
バシリエフ副会長は『TASS』に対し、ムバッペの移籍について「とてもつらい移籍だった。国内のライバルに売却したくなかったが、彼の代理人である父親とは常に良い関係を築いてきた。彼らに説得されたんだ」と、19歳のフランス代表の移籍は望んでいなかったが、選手の希望を叶えたと語った。
そして「パリSGとの交渉は複雑だった。彼らがどうやってFFPを守りながら、選手と契約できるのか、理解できない」と、パリSGの動きに疑問を呈している。


