マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、チャンピオンズリーグ出場がアレクシス・サンチェスが移籍を決断した決め手になったと明かした。
今年1月、サンチェスはヘンリク・ムヒタリアンと入れ替わる形でアーセナルからマンチェスター・ユナイテッドに加入。昨シーズンはプレミアリーグのトップ4を逃し、今シーズンの欧州最高峰の戦いに挑めなかったチリ代表FWだが、21日に行われるセビージャ戦のピッチに立つことが見込まれる。
サンチェスをマンチェスター・ユナイテッドに必要不可欠な選手と試合前日会見で話すモウリーニョ監督は、チャンピオンズリーグに出場することが同選手が移籍を決めた決定的な要素になったと考えているようだ。
「アレクシス・サンチェスという新選手の獲得に今夏の移籍市場まで待つことができたが、この冬に契約することに決めた。我々には彼が必要だった。チャンピオンズリーグはこのクラブにとって非常に重要なことで、アレクシスはこの舞台でプレーするという強い意志とともにここにやって来た」
「コーチにとっても戦いたくもないヨーロッパリーグで、選手たちのモチベーションを上げるのは相当大変なことだ。だが、我々はその大会で勝利してチャンピオンズリーグの出場権を獲得したのだから、この大会への思いは一際強い。アレクシスはチャンピオンズリーグでプレーしたかったから、ここに来たかったのだろう」
また、ポルトやインテルでチャンピオンズリーグを制した同指揮官は「初めて優勝の夢を見られるのはベスト8に進出してからだ。我々のような本命ではないクラブも準々決勝へ駒を進められれば、優勝を現実的なものとして考えられるだろう」と、まずはラウンド16のセビージャ戦に集中したいと話した。




