マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、ポール・ポグバへの批判を繰り返すOBポール・スコールズ氏へ苦言を呈している。
現役時代にはオールド・トラッフォードを舞台に活躍し、数々のタイトルを手にしたクラブのレジェンドであるスコールズ氏。引退後、辛らつな物言いを特徴とする解説者として活躍する同氏は『BTスポーツ』でポグバとモウリーニョ監督への不満を口にした。
「ユヴェントス時代のポール・ポグバはどこに行った? コンディションも良くないし、適切な練習ができていないようだ。今の彼に9000万ポンドの価値があるように思えない。それに彼はここで適切なポジションを与えられていないとも思うし、この責任は監督にあると言わざるを得ない」
1日に行われたエヴァートン戦で、2－0で勝利したモウリーニョ監督は、このスコールズ氏の発言は一線を越えてしまったと考えている模様。試合後にクラブのレジェンドを公然と非難した。
「彼は批判するしかやることがないんだと思う。スコールズはかつて素晴らしいプレーヤーだったが、だからと言って彼の言いうこと全てを真に受ける必要はない。ポグバはいつもベストを尽くしている。時々良くない時もあるが、良いプレーをみせている。確かに彼はスコールズよりも高額かもしれないが、これは彼の責任ではない」
「スコールズは歴史に名を残した選手で、私が見た中盤の選手の中でベストプレーヤーの1人だと思う。それに、クラブに多大なる貢献をして、クラブをこの地位まで引き上げた1人だ。このことだけに関しては感謝しなければならない」
エヴァートンとのアウェー戦に勝利したマンチェスター・ユナイテッドは暫定ながら2位に順位を上げ、首位マンチェスター・シティとの勝ち点差を「12」に縮めている。