■世界最高の選手を決める『Goal 50』とは?
『Goal 50』は2008年にスタートした世界のトップ選手たちを決める企画だ。
世界37カ国すべてのGoal編集長と記者たちによる投票で、最高の50人を決めていく。
選出方法は次の通り。
・ビッグマッチにおけるプレーぶり
・前年と比べたパフォーマンスレベルの一貫性
・記憶に残る活躍だったかどうか
・所属クラブと各国代表での実績
これらを総合的に判断し、候補者を選定。投票を行い、ポイントによってランキングが完成する。
選出までの工程をもう少し噛み砕くと、流れはこうだ。
まずは投票者一人ひとりに2017年のベストプレーヤーを25人選んでもらう。順位によってポイントが与えられ、最高は25ポイント、最低は1ポイントとなる。そして、投票者55人全員ポイントを集計し、ランキングができあがるというわけだ。
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■2017年ベストスコアラーは?
11月14日、『Goal 50』のランキングがいよいよ発表される。昨年はクリスティアーノ・ロナウドの元に栄冠が輝いたが、今年は誰になるのであろうか。言うまでもなく、レアル・マドリーでチャンピオンズリーグ、ラ・リーガを勝ち取ったロナウドは、候補の最右翼にいるだろう。
また、ロナウドはクラブレベルに限らず、ポルトガル代表でも大きな役割を果たした。ロシア・ワールドカップ欧州予選では、2位となる得点数をマークしている。しかし、常にゴールとともに生きているようなロナウドでさえ、ネットを揺らした回数は興味深いことに2017年のトップではない。
実際に名前を挙げられるのは、やはりというべきかバルセロナのリオネル・メッシ。クラブと代表を合わせて両方の得点数は「51」でトップ。彼の場合、バルセロナで「49」という圧倒的な得点数が際立っている。
| Position | Player | Club Games | Club Goals | Intl Games | Intl Goals | Total Games | Total Goals |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Lionel Messi | 49 | 47 | 6 | 4 | 55 | 51 |
| 2 | Robert Lewandowski | 40 | 38 | 6 | 9 | 46 | 47 |
| 3 | Harry Kane | 36 | 38 | 6 | 7 | 42 | 45 |
| 4 | Cristiano Ronaldo | 40 | 34 | 11 | 11 | 51 | 45 |
| 5 | Edinson Cavani | 43 | 42 | 8 | 2 | 51 | 44 |
| 6 | Dragan Boskovic | 37 | 41 | 0 | 0 | 37 | 41 |
| 7 | Jaja Coelho | 49 | 38 | 0 | 0 | 49 | 38 |
| 8 | Pierre-Emerick Aubameyang | 41 | 35 | 4 | 2 | 45 | 37 |
| 9 | Ciro Immobile | 38 | 35 | 8 | 1 | 46 | 36 |
| 11 | Romelu Lukaku | 37 | 27 | 8 | 8 | 45 | 35 |
| 12 | Edin Dzeko | 41 | 31 | 6 | 3 | 47 | 34 |
| 13 | Dries Mertens | 42 | 31 | 8 | 2 | 50 | 33 |
| 14 | Radamel Falcao | 38 | 29 | 5 | 3 | 43 | 32 |
| 16 | Vincent Aboubakar | 43 | 26 | 13 | 5 | 56 | 31 |
| 17 | Albert Prosa | 39 | 30 | 0 | 0 | 39 | 30 |
| 18 | Eran Zahavi | 32 | 28 | 3 | 0 | 35 | 28 |
| 19 | Alexandre Lacazette | 37 | 28 | 4 | 0 | 41 | 28 |
| 20 | Neymar | 39 | 25 | 7 | 3 | 46 | 28 |
2位に入ったのはバイエルン・ミュンヘンのロベルト・レヴァンドフスキ。バイエルンとポーランド代表において46試合で47ゴールと、驚異的なアベレージでゴールを重ね続けた。
しかし、得点率で頂点に立つのは彼らの誰でもない。年々世界でも存在感を増しているトッテナムのハリー・ケインである。クラブだけでなく、イングランド代表でも主役の座を獲得したスターは、2017年42試合で45度ネットを揺らした。ロナウドは彼らの次に順ずる4位となっている。
Getty Images
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Getty Images他に特筆すべきことがあるとすれば、パリの地だろうか。ズラタン・イブラヒモビッチという絶対的な王が去ったあとで、輝きを増したのはゴールを狙う獰猛な獣、エディンソン・カバーニである。クラブとウルグアイ代表を合わせて51試合44得点と、改めてゴールを愛してやまないことを見せつけた。
その次にはほとんど馴染みのない2人が続く。バンコク・ユナイテッドのドラガン・ボスコビッチ、ブリーラム・ユナイテッドのジャクソン・コエーリョが入った。
8位には再び世界に名を轟かせる世界最速のFWピエール=エメリク・オーバメヤンが連ねる。今夏は移籍のうわさが彼の周りを絶えずまとわりついたが、ガボン代表でのゴールの少なさは不思議さを増す一方だ。
そしてトップ10に滑り込んだのはラツィオのイタリア代表FWチーロ・インモービレと、スポルティング・リスボンのオランダ代表FWバス・ドストが入った。
次に続いたのはベルギー代表デュオ。ロメル・ルカクの下には元ウィンガーのドリース・メルテンスが並んだ。1年前にストライカーに転身したことを考えれば、驚きである。
復活を果たしたモナコのFWラダメル・ファルカオは14位、世界で最も高価なプレイヤー、ネイマールはトップ20に過ぎなかった。
■世界最高の選手を決める『Goal 50』とは?
『GOAL 50』は過去12カ月の活躍に基づいて世界から50人のベストプレーヤーを選出し、ランキングするアワードだ。世界37カ国にあるGoalの編集長や記者たちが……
・ビッグマッチにおけるプレーぶり
・前年と比べたパフォーマンスレベルの一貫性
・記憶に残る活躍だったかどうか
・所属クラブと各国代表での実績
これらを総合的に判断し、候補者を選定。ポイントの合計でトップに立った選手が「世界最高の選手」の称号に輝く。
■世界最高のサッカー選手50人を見るには?
『Goal 50』に選ばれた選手の多くがプレミアリーグ、ラ・リーガ、ブンデスリーガ、セリエA、そしてリーグ・アンでプレーしています。この“欧州5大リーグ”をすべて見られるのが『DAZN』です。
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