元マンチェスター・ユナイテッドのリオ・ファーディナンド氏は、リヴァプールのビルヒル・ファン・ダイクがUEFA年間最優秀選手賞を受賞したことに納得していないようだ。
2018年冬にサウサンプトンからリヴァプールに加入したファン・ダイク。移籍以降、当時のDF史上最高額の移籍金に違わぬ活躍を見せ、昨シーズンにはリヴァプールの14年ぶりとなるチャンピオンズリーグ制覇に貢献する。その他にも、全公式戦64試合連続ででドリブル突破を阻止するなど素晴らしいスタッツを残す。
この活躍を受け、ファン・ダイクはフットボール界の2大スターであるリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドを差し置いて、DFとして初めてUEFA年間最優秀選手賞を手にした。
しかし、現役時代にDFとして大きな活躍を残したファーディナンド氏はファン・ダイクが受賞したことに疑問。『BTスポーツ』で「ビルヒル・ファン・ダイクが今日のこの地球上で最高のディフェンダーであることに間違いはない」とするも、メッシやロナウドと比較するまでにはないと主張した。
「しかし、シーズンに50ゴールを挙げたメッシや3つのトロフィーを手にし、クラブだけではなく代表でも活躍したロナウドがいる場合、これらの功績を無視できるわけがない。確かに“彼ら2人がいまだに賞を獲得し続けることは少し退屈だ”と考える人間もいるかもしれないが、彼らが残した数字は過去15年間、目にすることはなかった」
「私はセンターバックで、彼が受賞したことにとても満足している。それに、彼はこの賞を受け取るに値すると思うが、シーズンに50ゴールを奪うような人間が相手なら彼が受賞できるはずがない」
さらに、同氏は「それに、ディフェンダーを見るために苦労して稼いだキャッシュを使おうとは思わない。私は楽しみたいんだ。席を立ち上がって“オーマイゴッド！何というパフォーマンスだ！なんというゴールだ”って叫びたいんだ」と自身の考えを話している。
UEFA年間最優秀選手賞はファン・ダイクが受賞したが、FIFA年間最優秀選手賞やバロンドールはどの選手が獲得するのだろうか。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です
