かつてレヴァークーゼンやマンチェスター・ユナイテッドでプレーした元ブルガリア代表FWディミタール・ベルバトフが、『ESPN』でリオネル・メッシについて言及した。ベルバトフはマンチェスター・U時代の元同僚クリスティアーノ・ロナウドよりも、メッシのほうが上だと見ているようだ。
「メッシは最高の存在だ。C・ロナウドも素晴らしいが、メッシはパーフェクトなプレーヤーで、史上最高のレベルだろう」
「チャンピオンズリーグ決勝(08-09シーズン:バルセロナvsマンチェスター・U)では、最初の10分はユナイテッドが良かったね。ただ、そこからはずっとバルサの時間が続いた。とりわけメッシに格の違いを見せつけられたんだ。彼は試合を一人で変えられる存在だからね。僕らより年上のサッカーファンに言わせたら、ペレ、(ディエゴ)マラドーナ、(フィレンツ)プスカシュ、(アルフレッド)ディ・ステファノのような選手のように思えるだろう」
「僕らの世代はメッシとC・ロナウドだ。2人はかなり近いレベルにあるけれど、僕は今でもバルセロナの試合を見て『メッシ!』と叫んでしまうんだ」
その一方でC・ロナウドについては、「若い選手にとってC・ロナウドのような選手は模倣しやすいプレーヤーだ。髪型、ファッション、車とかね。C・ロナウドはドレッシングルームではジョークも飛ばす人間だけど、ピッチ上では常に真剣だった」と語っている。
先日、2017年の「ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ」を獲得し、バロン・ドール時代から含めて、5度の最高賞受賞を果たしたC・ロナウド。しかしベルバトフは元同僚のC・ロナウドより、同じく5度受賞しているメッシのほうが、魅力的なプレーヤーだと見ているようだ。
1981年生まれ、現在36歳のベルバトフはCSKAソフィアでトップデビューを果たした後、レヴァークーゼン、トッテナム、マンチェスター・U、フルアム、モナコ、PAOKを渡り歩き、2017年からインドのケーララ・ブラスターズFCに在籍。このクラブでの契約を終えた後の現役引退を示唆している。




