リヴァプールのOBジョン・バーンズ氏は、デビューを飾った日本代表FW南野拓実への期待を語った。
今冬の移籍市場で、ザルツブルクからリヴァプールに移籍金725万ポンド（約10億円）で加入した南野。5日のFAカップ3回戦エヴァートン戦でスタメンデビューを飾った日本代表FWは、素早いプレスや適切なポジショニングで持ち味を発揮したが、迎えたチャンスは生かせず。70分にアレックス・オックスレイド＝チェンバレンと途中交代した。なお、試合は71分にカーティス・ジョーンズが得点を挙げてリヴァプールが1-0で勝利した。
昨季はチャンピオンズリーグを制したリヴァプールだが、フィルジル・ファン・ダイクやアリソンなど、ここ数シーズンは一選手の獲得に大金を投じ、ユルゲン・クロップ監督の望むピンポイント補強を行うことで結果を残してきた。昨夏は即戦力を補強しなかったが、冬のマーケットで“適切な選手”として南野をチームへ引き入れたことが分かっている。
そんな24歳FWについて、1987～1997年の10年間リヴァプールでプレーし、2度のリーグ優勝を経験しているバーンズ氏は、『FourFourTwo』で大きな期待を語っている。
「ファン・ダイクは誰もが知っていた。確立されたプレーヤーとして、7500万ポンドでリヴァプールに加入したからね」
「ミナミノの場合は少し異なる。彼のことを知っている人はあまりいないからね。でも、ユルゲン・クロップが獲得した選手は、全員彼を反映する。自身のスタイルの中で、自分が望むタイプの選手を知っているからだ」
「確かにミナミノは（キリアン）ムバッペや（リオネル）メッシではない。多くの人がその名前を知っているわけではない。が、リヴァプールファンはクロップを信頼している。そしてハードワークとスピードという、クロップが望むプロフィールを持った選手と契約すると知っている」
「クロップが選手と契約する時、その選手は100％クロップにフィットするんだ」
ついにデビューを飾った南野。欧州王者においてレギュラーを掴むためにも、早くゴールが欲しいところだ。リヴァプールの次戦は11日、プレミアリーグ第22節でトッテナムと対戦する。
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「※」は提携サイト『 Sporting News 』の提供記事です
