ミランは、指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾとの契約延長を検討しているようだ。イタリア紙『コリエレ・デラ・セーラ』が伝えた。
ガットゥーゾは11月に解任されたヴィンチェンツォ・モンテッラの後任としてミラン指揮官に就任。直後は不振から抜け出せず苦しんだものの、今年に入ってからは公式戦4勝2分と波に乗る。10日のセリエA第24節スパル戦では、アウェーながらも4-0と大勝を収めた。
短期間で自身のサッカー哲学を浸透させ、チームを掌握したガットゥーゾに対し、ミランは新契約の準備を進めている。現行の契約は2019年までとされているが、2020年まで延長。さらに下部組織“プリマヴェーラ”を指揮していた時と同額のままの年俸12万ユーロ(約1600万円)も見直され、増額される見込みだ。
ミランは15日にヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦でルドゴレツ(ブルガリア)と対戦するほか、28日にはコッパ・イタリア準決勝ラツィオ戦も予定されている。リーグ戦ではローマやインテルなど強豪との対戦も控えており、3週間の間に6試合を消化しなければならない。
ガットゥーゾはこれまで14試合を指揮し、8勝2敗4分の成績を残しているが、来る連戦を乗り切り、さらなる躍進が続けば、クラブは正式に新契約のオファーへと踏み切るだろう。


