■セリエA第17節 ヴェローナ 3-0 ミラン
ヴェローナ:カラッチョロ(24分)、ケーン(55分)、ベッサ(77分)
ミラン:
セリエA第17節が17日に行われ、ミランはヴェローナと敵地で対戦。3失点を喫して敗れた。
前節、ガットゥーゾ新監督の本拠地デビュー戦で初勝利をあげたミラン。ミッドウィークに行われたコッパ・イタリアで3-0と快勝したヴェローナとの再戦で、指揮官は4-3-3を採用。主将ボヌッチのパートナーにはロマニョーリが入った。移籍報道でファンから批判を受けるGKドンナルンマも、先発に名を連ねている。
上位追走を向け、勝利がほしいミランは開始50秒で枠内シュートを放つなど、積極的な入りを見せる。
序盤から激しい接触プレーが続き、10分過ぎにはボヌッチが治療で一度ピッチを離れ、15分にはボナヴェントゥーラがロムロと揉める場面も。ヴェローナは人に対して厳しいチェックを仕掛けていく。
すると、24分にヴェローナが先制。ロムロのCKに、カラッチョロが後ろから飛び込み頭で合わせた。19位と降格圏に沈むチームが先手を取る。
しかし、先制点の直前に負傷で1枚交代カードを切っていたヴェローナは、31分にもチェルチがハムストリングを痛めプレー続行不可能に。30分足らずで早くも2枚目の交代カードを切ることになってしまった。
追いつきたいミランは、37分にビッグチャンス。エリア内でフリーとなったスソがシュートを放つも、相手GKに阻まれる。こぼれ球を押し込みに行くも、DFのブロックにあった。結局、ミランは1点リードを許したまま前半を折り返す。
ミランは後半開始からDFロドリゲスを下げてFWクトローネを投入。ボリーニを左サイドバックに下げる攻撃的な布陣でゴールを奪いに行く。
しかし、次のゴールを奪ったのもヴェローナだった。55分、左サイドのスペースからベッサが折り返すと、エリア内で待っていたのはケーン。2000年生まれの17歳のゴールで、ホームチームがリードを広げる。
その後も攻めあぐねるミランは、なかなか決定機まで持ち込むことができない。逆に77分には3失点目。相手のカウンターを止めることができず、ロムロのクロスからベッサに合わされ、試合を決められてしまった。
さらに90分には、ビデオ判定の結果スソが一発退場に。結局スコアはそのまま動かず、ミランはミッドウィークのカップ戦で勝利した相手に3失点。ヴェローナにホーム戦2勝目を献上した。
ガットゥーゾ新監督就任後、リーグ戦は1勝1分1敗。勝ち点は24のままで、首位ナポリとはすでに18ポイント差に。上位との勝ち点差が開いている。



