man uGetty Images

マン・UがELプレーオフ突破!前半バルセロナに圧倒されるも後半のフレッジ&アントニー弾で逆転勝利

23日のヨーロッパリーグ(EL)・プレーオフ2ndレグ、オールド・トラフォードを舞台としたマンチェスター・ユナイテッド対バルセロナは2-1でユナイテッドが勝利。合計スコアでも4-3で上回ったユナイテッドがプレーオフ突破を決めて、決勝ラウンドに進出している。

カンプ・ノウでの1stレグは2-2のドローで終了。“夢の劇場”での2ndレグ前半は、デンベレほか中盤で最たる違いをつくるガビ(出場停止)&ペドリ(負傷)も欠いたバルセロナが、彼らの不在を感じさせない圧倒的な試合運びを見せている。

3分、ブルーノ・フェルナンデスにペナルティーエリア内への侵入を許し、GKテア・シュテーゲンの好守で何とか失点を防いだバルセロナ。前半にマン・Uの好きにさせたのはこの場面だけだった。アウェーチームが先制点を決めたのは15分のこと。ペナルティーエリア内でバルデがB・フェルナンデスに腕を引っ張られて倒されると、主審はPKを指示。キッカーのレヴァンドフスキが枠内右めがけて放ったシュートは、横っ飛びしたGKデ・ヘアの右手に当たりながらもネットを揺らしている。

先制したバルセロナはその後、ユナイテッドにボールを持たれる時間帯もあったが、いつも通りの堅牢なDFラインに加えて、ブスケツとフレンキー・デ・ヨングの出色の守備でもって危険な場面をつくらせず。逆にボールを持てば的確なビルドアップ、またはトランジションからユナイテッドのゴールに迫っていった。47分にはデ・ヘアのボールをセルジ・ロベルトが奪ったものの、少しもたついて放ったシュートは急いで戻ってきたリサンドロに弾かれている。前半は0-1で終了した。

ハーフタイム、テン・ハグ監督はベグホルストとの交代でアントニーを投入。迎えた後半、ユナイテッドは開始から2分後に同点弾を獲得した。後方からボールをつなぐバルセロナを前線から圧迫すると、ケシエのコントロールミスを誘発。このボール奪取を起点にして、フレッジがペナルティーアーク付近からシュートを決め切っている。

ユナイテッドはその後、前半とは打って変わったプレーを披露。とりわけ強度あるハイプレスは、バルセロナのビルドアップを十分に阻害していた。対してチャビ監督のチームも完全に沈黙したわけではなく、65分にはF・デ・ヨングのクロスからクンデがヘディングシュートでゴールをうかがったが、これはデ・ヘアの片手に弾かれている。

そして73分、三度スコアが動く。ゴールを決めたのは、ユナイテッド。再びハイプレスからボールを奪い、ペナルティーエリア内右のアントニーが冷静な左足のシュートでテア・シュテーゲンを破った。

ついに逆転を許したチャビ監督は、アンス・ファティやフェランを投入して攻勢を強めたが、ユナイテッドの守備を崩し切れない。後半アディショナルタイムにはレヴァンドフスキが枠内へシュートを放ったが、これはゴールラインを割る前にヴァランが跳ね返している。結局、ユナイテッドが1点リードを維持したまま試合終了のホイッスル。ラ・リーガでは圧倒的守備力(失点7)で強さを誇示するバルセロナだが、欧州大会ではCLグループリーグ敗退に続いて、2試合で4失点を喫してまたも敗退……。“夢の劇場”で、夢からさめている。

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