Roberto ManciniGetty

マンチーニが今季のセリエAに言及「イグアインが移籍しなかったらナポリが優勝した」

元インテルの指揮官ロベルト・マンチーニが、イタリアのラジオ局『Rai 2』の中で、今シーズンのタイトルの行方は、昨夏ナポリからユヴェントスに移籍したゴンサロ・イグアインによって大きく左右されたと独自の見解を語っている。

マンチーニは「ナポリがもしイグアインを出していなかったら、スクデットを獲得していただろう」と発言し、以下のように続けた。

「ナポリは多額のお金を得たようだが、その穴埋めは十分なものとは言えなかった。その結果、ユヴェントスはイグアインと(パウロ)ディバラを前線で組ませて、最良の結果を得た。これはセリエAでも、チャンピオンズリーグでも、この2人がいたからユヴェントスは成功を収めた」

ナポリは第37節終了時点で勝ち点83のリーグ3位。優勝したユヴェントスとの勝ち点差は1試合を残してわずか5であり、マンチーニは昨シーズンナポリで36ゴールを決めたイグアインをユヴェントスに売却したことが、ナポリが優勝にあと一歩届かなかった大きな要因だと語っている。

ユヴェントスはセリエA、コッパ・イタリアを制し、6月3日に控えているチャンピオンズリーグ決勝では、トレブルを懸けてレアル・マドリーと激突する。イグアインはここまで各コンペティションでゴールを量産しており、ユヴェントス最大の得点源として躍動していた。果たして、イグアインはかつて自身が在籍した古巣レアル・マドリーからゴールを奪うことができるのか、ユヴェントスの3冠制覇に向けてイグアインの活躍に注目が集まる。

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