■プレミア第13節 マンチェスター･U 1-0 ブライトン&HA
マンチェスター･U：OG(66分)現地時間25日、イングランド・プレミアリーグ第13節が行われ、マンチェスター・ユナイテッドはホームにブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンを迎え、1-0で競り勝ち2連勝を飾った。
立ち上がりから地力で勝るユナイテッドがボールポゼッションで優位に立つが、ブライトンも自陣に堅固なブロックを作り、ユナイテッドもなかなかバイタルエリアに進入することができない。ポール・ポグバ、フアン・マタを中心にパスを繋いでいくが、そのほとんどがブライトンの守備ブロックの外。
ならばとアシュリー・ヤングやマーカス・ラッシュフォードが独力での打開を試みるものの、チャレンジ＆カバーを徹底するブライトンは前半80％近いデュエル勝率で圧倒。ロメル・ルカクも常にゴールを背負ってのプレーを強いられ、ブライトンからすればボールを回させている状況を作り出していた。
攻めあぐねるユナイテッドのチャンスは前半終了間際まで待たなければならなかった。セットプレー崩れから、ラッシュフォードの右クロスをファーサイドのルカクが頭で叩く。至近距離からのヘディングはGKマシュー・ライアンがかろうじて防ぐが、目の前にいたポグバが押し込む。しかし、ここもガエタン・ボンがライン上でクリアし、ブライトンが必死の守備でしのぎきりスコアレスで試合を折り返した。
後半もユナイテッドが攻め、ブライトンが堅守からの速攻でチャンスを窺う展開。ユナイテッドは前半同様にブライトンの固い守備ブロックに手を焼き、62分にはマタに代えてズラタン・イブラヒモヴィッチを投入する。
復帰3戦目となるイブラヒモヴィッチが加わったことで、ルカク、ポグバとともに強力な攻撃ユニットを形成。ブライトンへの圧力を強めると、迎えた66分、ルカクの粘りから右CKを獲得する。一度はクリアされるが、ペナルティーエリア手前で拾ったヤングが左足でシュート。これはルイス・ダンクがブロックするも、投げ出した足に当たってコースの変わったボールがゴール右へと吸い込まれ、ユナイテッドがようやく均衡を破る。ここまでほとんどチャンスを与えていなかったブライトンだが、不運な形で先制を許すこととなった。
畳み掛けたいユナイテッドは分、アントニー・マルシャルに代わってヘンリフ・ムヒタリャンを投入。ブライトンも74分にグレン・マーレーに代えてトメル・ヘメド、ソリー・マーチに代えてホセ・イスキエルドを投入し、2枚替えで戦況の逆転を試みる。
78分には、右サイドを駆け上がったブルーノの低いクロスはニアサイドのパスカル・グロスにわずかに合わず。ブライトンはこの日、何度かカウンターからこうした惜しいチャンスを得ていたが、いずれもシュートまで持ち込むことができない。
80分、ラッシュフォードに代えてマルアン・フェライニを投入したユナイテッドは、無理をして攻めることはせず、時間の経過とともに逃げ切り態勢へとシフトしていく。
アシデョナルタイムは5分と長めに取られ、ブライトンはセンターバックのシェーン・ダフィも攻め上がるが、一度守ると決めたユナイテッドはルカクが自陣でスライディングをするなど逃げ切りを徹底。虎の子1点を守りきったユナイテッドがリーグ2連勝を飾った。