マンチェスター・Uのフォーカスはサンチョとグリーリッシュへ…イガロ残留で優先順位が変わる

【欧州・海外サッカーニュース＆移籍情報】昨夏から前線の補強を目指し、ハリー・ケインなどを候補に挙げるマンチェスター・ユナイテッド（プレミアリーグ）だが、今夏に新ストライカーを獲得する可能性は低そうだ。

マンチェスター・ユナイテッドがオディオン・イガロと契約延長したことで、今夏の補強優先順位が変わったようだ。『Goal』の取材で明らかになった。

今冬の移籍市場で上海申花から半年間の期限付きでイガロを獲得したマンチェスター・U。新型コロナウイルスの影響でシーズンが終わらず、リーグ戦再開を待たずして元ナイジェリア代表FWが退団する可能性もあったが、先日に来年1月末までの契約延長で合意した。

アントニー・マルシャル、マーカス・ラッシュフォード、メイソン・グリーンウッドの前線に、30歳のベテランFWが加わり、ストライカー陣の厚みが増す。このため、今夏の移籍市場でFW獲得を優先する必要はなくなったと考えられている。

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しかし、イガロを巡る上海申花との契約に買取オプションは付帯しておらず、またマンチェスター・Uに同選手との長期契約の意思はない。そのため、クラブの興味は、非現実なプライスタグが付くものの、あくまでもハリー・ケインであり、リヨンのムサ・デンベレやチェルシー行きが確実視されるティモ・ヴェルナーのようだが、獲得は将来的な移籍市場になると予想される。

そして今、マンチェスター・Uの焦点は、ドルトムントのジェイドン・サンチョとアストン・ヴィラのジャック・グリーリッシュに向けられている。クラブCEOのエド・ウッドワード氏が「通常のビジネスはできない」と新型コロナウイルスの影響を受ける今夏の移籍市場について漏らしていたが、両選手獲りが最大の目標のようだ。