マンチェスター・Uが敵地で5発完勝！ベスト8進出を手中に収める

マンチェスター・Uが敵地でゴールラッシュを展開した。

現地時間12日、UEFAヨーロッパリーグはラウンド16のファーストレグが行われ、マンチェスター・ユナイテッドは敵地でLASKリンツと対戦した。

コロナウイルスの影響により無観客での開催が決まったこの一戦。ユナイテッドは途中出場の続いていたマタ、イガロ、マクトミネイらが先発し、ゴールマウスにはカップ戦で出番の多いロメロが起用された。

地力で上回るユナイテッドだが、ホームのLASKも慎重な入り方を見せ、思うようにシュートまで行けない展開に。それでも、18分にルーク・ショーの折り返しをGKシュラーガーがはじいてこぼれたボールに反応したマタが押し込むも、DFに当たってゴール左へ。

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20分には、ペナルティーエリア手前で受けたイガロが振り向き様にシュートもGKシュラーガーの守備範囲。24分にはマタのパスをゴール前で受けたジェームズのシュートはGKシュラーガーが横っ飛びではじいてCKへと逃れた。

徐々に攻勢を強めていったユナイテッドは28分、中盤を突破したブルーノ・フェルナンデスのパスをペナルティーエリア手前で受けたイガロが浮き球をリフティングのように上手く左右の足でコントロールしながら、左足ボレーでフィニッシュ。これがゴール左へと突き刺さり、ユナイテッドが先制する。

次の試合

先制したユナイテッドはその後も安定した試合運びで追加点を狙いに行く。LASKのセットプレーにヒヤリとさせられる場面もありながら、1点をリードして試合を折り返した。

後半もユナイテッドが敵地で主導権を握り、58分にはカウンターからイガロのパスを受けたジェームズがペナルティーエリア手前左からカットインして右足を振り抜く。これがゴール左へと決まり、ユナイテッドが追加点。ジェームズの雄叫びが無観客の会場に響き渡った。

62分、イガロのシュートが左のポストを叩き、これが決まっていればベスト8進出をほぼ手中に収めていたがネットを揺らすことはできず。LASKもホームの意地を見せてユナイテッドゴールへと迫るが、惜しいチャンスを作るもののGKロメロの牙城を崩すには至らない。

逆に82分にはカウンターから右サイドのマタが中央のフレッジに預けると、フレッジがゴール前に縦パスを通す。ここに走り込んでいたマタが左足でネットを揺らし、敵地で突破を決定づける3点目を挙げた。

こうなると苦しいLASK。ユナイテッドはボールを回しながら時間を使い、アディショナルタイムには途中出場のタヒス・チョンからグリーンウッドが決めて4点目を挙げると、さらにはアンドレアス・ペレイラのミドルシュートも決まり、終わってみれば5-0の完勝でベスト8に王手をかけた。

セカンドレグは19日にオールド・トラフォードでの開催が予定されている。

■試合結果
LASK 0-5 マンチェスター･U

■得点者
LASK：なし
マンチェスター･U：イガロ（28分）、ジェームズ（58分）、マタ（82分）、グリーンウッド（90+1分）、ペレイラ（90+3分）