現在インテルでプレーする元マンチェスター・ユナイテッドのロメル・ルカクは、ジョゼ・モウリーニョ前監督に対するクラブからの適切なサポートがなかったと証言した。
2016年夏からマンチェスター・Uの指揮官に就任したモウリーニョ監督。1年目、2年目は結果を残したが、3年目となった2018-19シーズン、夏の移籍市場で熱望したセンターバックの獲得に失敗して開幕を迎えると、早くから連敗を喫するなどチーム状況は悪化し、昨年12月にクラブから解任を告げられた。
2017年から1年半にわたりモウリーニョ監督の下でプレーしたルカクは、イギリス『スカイスポーツ』で自身にとってベストな指揮官について問われ「ロベルト・マルティネス、ロナルド・クーマン、今のアントニオ・コンテ」と回答する。
続けて「それとジョゼ・モウリーニョ。もし彼の望む選手がいれば、彼はもっと成功できていた」と主張。以前にはフレッジすら獲得候補ではなかったと報じられてるなど、ポルトガル人指揮官の意に沿った補強をマンチェスター・Uができなかったことを裏付ける証言にもなりそうだ。
その他にも、ウェスト・ブロムウィッチ時代のスティーヴ・クラーク監督、アンデルレヒトのアリエル・ジェイコブス監督の名前を挙げたベルギー代表FWは「彼らは僕がこれからもリスペクトし続けるコーチだ。彼らとの間には何も問題はなかった」と話した。
そして、マンチェスター・U時代の苦労についても口を開いた。「昨シーズンはとても難しかった。僕が望むように物事がうまくいかなかったし、僕自身も良いパフォーマンスができなかった。いろいろ考えた結果、環境を変える時が来たという結論に至った。3月にはすでに決めていたし、その後監督に伝えた。最善の決断だったと思う。ユナイテッドは若手起用へと舵を切っていたから、ウィンウィンの関係だった」と振り返っている。
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