マンチェスター・シティとアーセナルがチリ代表FWアレクシス・サンチェスの移籍について交渉していることが分かった。
マンチェスター・シティのスポーティングディレクター、チキ・ベギリスタイン氏とアーセナルの幹部は5日と7日に話し合いの場を持ち、早期の移籍実現を模索している。1月のサンチェス放出に難色を示すアーセナルだが、移籍金として3500万ポンド(約54億円)程度を要求するとマンチェスター・シティに伝えたようだ。
一方のマンチェスター・シティは、移籍金に納得していないものの、冬の移籍市場が閉幕する1月末までに契約を成立させたいとされており、サンチェス自身もできる限り早期に移籍することを強く願っているようだ。しかし、マンチェスター・シティのオファーは2500万ポンド(約38億円)程度で、双方の提示額にはまだまだ大きな溝があるため、交渉は長引く可能性もある。
また、サンチェスは出場しなかったが、アーセナルは7日にノッティンガム・フォレストに2-4で敗れて、早々にFAカップから敗退したため、マンチェスター・シティ移籍が実現した場合でも、同選手はFAカップに出場可能に。さらに、2月にはチャンピオンズリーグのノックアウトラウンドを控えるマンチェスター・シティは、ヨーロッパリーグに出場していた選手を最大で1人まで新たに登録できるため、サンチェスは欧州最高の舞台に立つことができる。
昨夏からサンチェスの移籍に関する交渉は進展していないが、マンチェスター・シティとアーセナルの交渉は1月末までに成立するのだろうか。




