ボルドーでプレーするブラジル人FWマルコムは、バイエルン・ミュンヘンに移籍することで基本合意に至ったと報じられている。クラブ間交渉はまだ開始されていないと見られるなか、以前ボルドーを率いた元フランス代表DFのウィリー・サニョル氏が同選手について言及した。
バイエルンのOBであり、現在もドイツ王者のテクニカルスタッフとして働くサニョル氏は、2014年夏~2016年3月の間ボルドーで指揮を執っていた。その体制の下でクラブがコリンチャンスから獲得したマルコムだが、フランスでは公式戦86試合に出場し、19ゴール15アシストを記録している。今では数多くのビッグクラブが熱視線を送る注目株に育っている。
ドイツ誌『シュポルト・ビルト』で、そんなマルコムを「私が発見した」というサニョル氏はこのように話している。
「2016年1月に彼をブラジルからボルドーに連れてきたんだ。フランスでは当時、18歳の選手のために500万ユーロを支払ったことで色々言われたね。だが今そのことを考えると、バーゲン価格と言えるだろう。成長もまだ続くだろうしね」
「どちらかと言えば彼は(フランク・)リベリより(アリエン・)ロッベンのようなタイプだね。ロッベンほどのスピードはないかもしれないが、抜群なテクニックを持っている」
なお、ボルドーは同選手に対し少なくとも移籍金6000万ユーロを要求すると見られる。サニョル氏はバイエルン行きの可能性について言及は避けるも「ボルドーはお金が必要なので、マルコムを売りたがっている」とコメント。移籍先はどこであろうと、来シーズンは他クラブに向かうことを確信しているようだ。




