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マルキーニョスが語るパリでの生活とPSGが持つ偉大なる野望/コラム

10:21 JST 2017/11/28
Marquinhos PSG
パリ・サンジェルマンに所属するブラジル代表DFマルキーニョスが、『Goal』の新たなコラムニストに就任した。パリ・サンジェルマンへの思いと、クラブのプロジェクトについて口を開く。

ファンのみんな、そしてサッカーを愛するみんなへ

今回『Goal』のコラムニストになったことを嬉しく思うよ。

これから毎月、所属するパリ・サンジェルマン(PSG)のことや、僕の選手としてのこれまで、ブラジル代表のこと、ピッチ外で楽しんでいることなんかをテーマに書いていきたい。まず今回は、キャリアの初めの頃のことや、この野心的なクラブでどのように成長してきたかについて綴るよ。

■PSGでの役割

PSGでは第3主将という役割を与えられているんだ。とても誇りに思うしラッキーなことで、僕は真剣にこの役割を果たしたいと思っている。僕はフランス語も結構うまく話せるから、このクラブの野心はもちろん、ここで一緒に働く人たちについても良く知っているんだ。みんなととてもうまくやれているよ。部屋を変わる時にとても重要なことだね。チームに成熟と落ち着きを与えてくれる選手がいるというのは大切なことだね。

キャプテンというのは難しい役割だね。物事がうまくいかないときにはチームメイトに声をかけたり檄を飛ばす必要があるんだけど、それにはコツがいるんだ。ネガティブなことを指摘する時は、相手を傷つけないように話さないといけないからね。賢くアプローチする必要がある。でも僕らは心理学者じゃないから失敗することもある。フットボーラーはとても早く成熟することが求められるんだ。ほとんどの仕事でリーダーは時間をかけて物事を学んでいくと思うけど、僕はまだ23歳だけど第3主将に就いているんだ。

僕はこのクラブとともに育ってきた。PSGというクラブのプロジェクトに早期から関わってこられたことを誇りに思うよ。僕がチームに来てから指揮官は2人目で、これまでに多くの選手が移籍したけど、今はまた新たな人間がやってきたね。クラブに長くいると、多くの選手がやってきては去っていくのを見ることになる。物事が変わっていく、改善していく様子を目にしている。だからこそ、その中で自分がそこに長くいることに誇りを抱くようになったよ。スタートからそこにいるからってだけじゃなくて、自分の取り組みやはたらき、努力が認められていると感じるんだ。

ローマで素晴らしいシーズンを過ごした後、2013年にパリへ来た。PSGが僕に関心があると聞いたときは嬉しかったよ。とても興味深いプロジェクトを持っているクラブだからね。若く、長期的かつとても野心的な計画だった。僕はそのとき19歳でまだヨーロッパに来たばかりだったし、大きな野心を抱く偉大なクラブで成長したいって思っていたんだ。

その年の頃はたくさんのことが変わったよ。フットボーラーとして僕たちは急速に成熟しないといけなかった。プロとして最初の年はできるだけ早く成長しないといけなかった。パリに到着してまず取り組んだのはそうしたことだったね。すでにクラブには何人か素晴らしい選手がいたから、僕にチャンスが巡ってくるまで待つ必要があることはわかっていた。だからチームメイト全員から学んだよ。アレックスは僕より上の序列にいたんだけど、それもわかっていたことだ。

■同僚とともに成長してきた

選手として成長するためにチームメイトから学ぶのは不可欠なことだね。自分があこがれる選手たちからできるだけのことを学ぶのが良いと思うよ。選手によっては異なる方法を教えてくれることもあるからね。

それにもちろん、同郷の選手から教えてもらうっていうのはよくある手だ。彼らは同じ言葉を話すし、同じ食べ物を食べる、そしてなにより接しやすいからね。初めの頃、僕はルーカスと素晴らしい友人になって、お互いを兄弟のように思っていたよ。

チアゴ・シウバは前から僕のアイドルだった。彼と一緒にプレーして、同じ経験を共有したいっていうのもパリに来た理由なんだ。

ほかにも(現ユヴェントスの)ブレーズ・マテュイディや(現トッテナムの)セルジュ・オーリエ、アドリアン・ラビオなんかが友達だ。僕たちは多くのことをともに過ごしてきたよ。

ピッチで僕のクオリティを示せるようになるまでは静かに忍耐強くいなければいけなかった。右SBのように別のポジションでのプレーを指示されたら、それは僕を信頼してくれていることを意味していた。監督はいつも僕に話しかけてくれて、それがとても助けになったよ。学びの時期だったんだ。ファンやコーチ、クラブ全体に僕自身をアピールするための準備をしていたってことだね。ピッチで最高の答えを出すためさ。

僕はいまチアゴとプレスネル・カンプンブとポジションを争っているけど、コーチは毎試合僕たち全員がピッチに立つ可能性があると言っている。つまり僕たちは3人とも個人としてもチームとしても同じくらいハイレベルだってことさ。こういったフェアな競争は選手全員にとって最高のことなんだ。ピッチ上で高いクオリティを求める場合、監督は全選手の中からベストの選手を選び送り出す。この点ウナイ・エメリ監督はとてもうまくやっていると思うよ。

個人的には、僕は自分自身の仕事に集中してピッチの内外で常に努力しないといけないね。

クラブの力が増しているのは本当に良いことだ。プロジェクトが正しい方向へと進んでいることの証だからね。もちろんまだまだ改善していくべきところはある。僕たちは次のステップに入った。新加入の選手やこれまでに達成してきた結果を見ても、それがわかるよ。ピッチ上でできているパフォーマンスや、チャンピオンズリーグでのスタートもいい感じだね。

僕にとって、この壮大なプロジェクトの一員として取り組めるなんて最高さ。ここで素晴らしい時間を過ごせているけど、これは同時に困難なことでもあり、僕の人生の一部でもある。このクラブと共に成長してこれたのは、僕にとってまさに魔法のような最高の時間なんだ。

時間が経つにつれて、僕のPSGへの愛情はどんどん強まっているね。

文=マルキーニョス

構成=Goal編集部

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