アルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナ氏は、インテルのFWマウロ・イカルディが代表に選出されたことに不満を感じている。4日、アルゼンチンメディア『DirecTV Sports』のインタビューで明らかにした。
31日のロシア・ワールドカップ南米予選のウルグアイ戦でアルゼンチンはスコアレスドローに終わったが、マラドーナ氏は指揮官のホルヘ・サンパオリに問題があると考えている。これまで代表に招集されてきたユヴェントスのFWゴンサロ・イグアインが外れたことに不満を感じている。
「代表のフォーメーションを見ると恐ろしい。サンパオリが招集したメンバーよりも優れた選手が他に何人もいるはずだ。リスペクトを欠いている。(ゴンサロ)イグアインは何度かゴールを外したかもしれないが、代わりに誰だか知らないような選手を呼ぶべきではない。イグアインは世界レベルで有名な選手なのに」
マラドーナ氏はFWマキシ・ロペスの元妻と略奪婚をしたイカルディに不快感を示しており、これまで代表から除外するよう提言してきた。過去にはFWリオネル・メッシら代表メンバーもマラドーナ氏に同調していると報じられてきたが、現在は笑顔で共に練習に取り組んでおり、良好な関係を維持している。イカルディはセリエAでゴールを量産しており、フィオレンティーナやローマで活躍した元アルゼンチン代表のストライカー、ガブリエル・バティストゥータ氏に重ね合わされることもある。だがマラドーナ氏は「バティストゥータの再来を望んでいるようだが間違いも甚だしい」と一蹴している。
