■プレミア第12節 マンチェスター・U 4-1 ニューカッスル
マンチェスター・U:マルシャル(37分)、スモーリング(45+1分)、ポグバ(54分)、ルカク(70分)ニューカッスル:ゲイル(14分)
現地時間18日、イングランド・プレミアリーグ第12節が行われ、マンチェスター・ユナイテッドはホームにニューカッスルを迎え、4-1で逆転勝ちを収めた。
前節、優勝争いのライバルであるチェルシー相手に完封負けを喫したユナイテッド。首位を快走するマンチェスター・シティに食らいつくべく、もう負けは許されない状況の中、インターナショナルマッチウィークを経て頼りになる男たちが帰ってきた。負傷により長期離脱を強いられていたポール・ポグバが先発復帰を果たし、ズラタン・イブラヒモヴィッチもベンチ入り。年末年始の過密日程を前に、ようやく駒が揃ってきた。
しかし、ラファエル・ベニテス監督に率いられたニューカッスルは一筋縄ではいかなかった。14分、右サイドを抜けたデアンドレ・イェドリンの折り返しを、ドワイト・ゲイルが左のポストに当てながらも決めてニューカッスルが先制する。ユナイテッドとしてはヴィクトル・リンデロフが滑ってしまい対応が遅れた不運もあったが、ホームで先制を許す嫌な展開となった。
1点を追いかけるユナイテッドはサイドを起点に攻め込むも、守りに比重を置くニューカッスルを相手になかなかチャンスが作れない。そんな嫌な流れを断ち切ったのは、復帰したばかりの背番号6だった。37分、ペナルティーエリア右でボールを受けたポグバがフェイントを仕掛けて縦に抜き、柔らかいクロスを折り返す。これをファーサイドのアントニー・マルシャルが高い打点のヘディングで合わせ、ユナイテッドが同点に追いつく。
さらに前半終了間際、アシュリー ヤングの左サイドからのクロスをクリス・スモーリングが頭で合わせて逆転に成功。直後、ニューカッスルはマット・リッチーのスルーパスから決定機を作るが、アイザック・ヘイデンのシュートはGKダヴィド・デ・ヘアに阻まれ、ユナイテッドが1点をリードしてハーフタイムを迎えた。
後半に入ると、前半以上にユナイテッドの攻勢が目立つ展開に。54分、カウンターから右サイドを抜けたロメル・ルカクのクロスを、ファーサイドのマーカス・ラッシュフォードが頭で落とす。最後は走りこんできたポグバが押し込み、3-1とリードを広げる。
1ゴール1アシストと攻撃面で目立った活躍を見せたポグバは70分、マルアン ・フェライニと交代。すると直後、右サイドからカットインしたルカクがフアン・マタとの浮き球ワンツーでエリア内に侵入。DFと入れ替わってGKロバート・エリオットと1対1になると、落ち着いたシュートフェイントから豪快に蹴り込んで勝負あり。
77分には、マルシャルに代わってイブラヒモヴィッチを投入。スタンディングオベーションで迎えられた背番号10は、ボールに触るたびに喝采が沸く。ポグバのように自らの復帰戦をゴールで祝うことはできなかったが、ルカクと共存してトップ下のポジションからチャンスメイク。絶対的エースとして君臨していた昨シーズンを変わらぬ存在感を発揮した。
スコアは4-1のまま動かなかったが、後半は危な気ない試合運びを見せたユナイテッドが勝ち点3を手にした。




