マンチェスター・ユナイテッドに所属するMFポール・ポグバが、ファンに暴行してマルセイユを解雇されたパトリス・エブラを擁護した。
11月上旬に行われたヨーロッパリーグ グループリーグ第4節のヴィトーリア対マルセイユの試合前に騒動が勃発。エブラはサポーターの1人にハイキックを見舞い、試合前に退場となる前代未聞の不祥事を起こしていた。その後、事態を重く見たクラブは同選手との契約解除を発表し、欧州サッカー連盟(UEFA)も元フランス代表DFに今シーズンいっぱいの出場停止処分を科している。
しかし、ユヴェントスやフランス代表でともにプレーしたポグバは、現在無所属で来夏までサッカーに関する活動を制限されたエブラを擁護している。『SFRスポーツ』のインタビューを受けたポグバは「その騒動が起きる前から彼へのイメージは決して良いものとは言えなかったが、本当は素晴らしい男だ」と主張。
続けて「彼は黒子に徹して、チームとスタッフのためによく動いている。ベンチに座っているときも全選手を鼓舞し、ロッカールームでもみんなと言葉を交わして、チームのためになることをいつもやっていた」
「それに、彼はいつも“自分よりも良いプレーをしている。自分を選ばなくてもいいから、成長のために若手を起用してくれ”って言っていた。そのようなことを言える選手はほとんどいないと思う。彼は真のリーダーで、みんなにとって偉大な兄貴だ。僕は彼のことを“アンクル・パット”って呼んでいて、本当に良いおじさんなんだ」とエブラを擁護している。




