ミランの元監督でもあるファビオ・カペッロ氏が、DFレオナルド・ボヌッチを酷評している。
今夏、30代の選手としては歴代最高額となる総額4200万ユーロの移籍金で、ミランに加入したボヌッチ。加入直後からキャプテンを任され、大型補強を敢行したロッソネリ再建のリーダーを託されたが、ここまではユヴェントス時代のパフォーマンスを披露できていない。
ボヌッチの不振もあり、ミランは開幕当初の期待を裏切り前半戦がほぼ終了した段階で11位。18試合で23得点26失点と、得失点差は「-3」。ジェンナーロ・ガットゥーゾ新監督のもとでもリーグ戦1勝1分2敗と、上位との差が広がっている。
1990年代前半のミラン監督時代に、リーグ3連覇やチャンピオンズリーグ優勝など輝かしい成績を収めたカペッロ氏は『Sky Sport Italia』に対し、ボヌッチは「守備ができない」と辛辣な評価を述べている。
「彼は足元にボールがあるときは、イタリア最高のDFだろう。いや、世界でも3本の指に入る」
「しかし、彼は守備ができない。大きな問題を抱えている。ユヴェントスでは自由を得ており、理想的な環境だった。3バックでのプレーは彼にとって完璧だっただろう。4バックでは厳しいようだね」
ミランの次戦は、27日のコッパ・イタリア準々決勝インテル戦。批判を浴びるイタリア代表DFは、伝統の「ミラノ・ダービー」でDFラインをまとめることができるだろうか。


