“サッカーの王様”ペレ氏は、代表通算78ゴールを記録したクリスティアーノ・ロナウドを称賛するも、同氏の持つ歴代最多得点記録への道のりはまだまだ長いと語っている。
31日に行われたワールドカップ予選のフェロー諸島戦に出場したロナウドは、ポルトガルの5-1の勝利に大きく貢献。さらに、この試合でハットトリックをマークした同選手は、ペレ氏が記録した代表通算得点数を上回る78得点目をマークしている。
ペレ氏は、『Goal』の独占インタビューで「あのゴールを見たが、特別なゴールだった。非常に良いプレーだったね」と試合の序盤にシザーズキックから奪ったロナウドの先制点を絶賛した。
現役時代では、1958年、1962年、1970年にワールドカップを制したペレ氏は、ブラジル代表として92試合に出場して77ゴールをマーク。一方のロナウドは、ポルトガル代表として145試合で78ゴールを記録し、2016年には欧州選手権で優勝を成し遂げている。
自身の持つ代表得点数をロナウドが上回ったことについて、元ブラジル代表FWは「もちろん時代が違う。しかしフットボールで一番美しいことはゴールを挙げることだ。この機会を利用してクリスティアーノ・ロナウドにお祝いを送りたいと思う」とポルトガル代表FWを称えた。
しかし、現役通算最多得点記録を持つペレ氏は「彼は1283ゴール以上を奪わなくてはならない」とブラジルのレジェンドと肩を並べるためにはまだまだ得点を挙げる必要があると語っている。


