アーセナルのセオ・ウォルコットは、ワールドカップを戦うイングランド代表に復帰するために1月にクラブを離れる意思があるようだ。
今シーズン、カップ戦9試合を含む15試合に出場したのみとウォルコットはほとんど出場機会を得られていない。しかし、アーセン・ヴェンゲル監督は、同選手に十分なプレー機会を与えていないものの「彼にはチームに残ってほしい」と退団に難色を示している。
一方、昨シーズン全公式戦で19ゴールをマークするなどまずまずの数字を残したウォルコットは、依然としてトップ6のクラブでプレーするだけの力を持っていると考えており、完全移籍よりも今夏までの期限付き移籍を希望しているようだ。
アーセナルからの退団を目論むウォルコットには、幼少期を過ごしたサウサンプトンやエヴァートンをはじめいくつかのプレミアリーグのクラブの他に、ACミランなども獲得に興味を示している。
実際にサウサンプトンのマウリシオ・ペジェグリーノ監督は「彼について話をしている。彼は良い選手で、チームを助けてくれる可能性がある。そのような選手が我々のターゲットだ」とウォルコットの古巣復帰を画策していると話した。
現在オリヴィエ・ジルーをはじめ何人かの負傷者を抱えるアーセナルがウォルコットの移籍にゴーサインを出すかは定かではないが、今月中にクラブから離れる決断を下す可能性が残されている。


