Silvio BerlusconiGetty Images

ベルルスコーニ前会長、ミラン現会長に満足しつつ「戦術に関しては介入できない」

ミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ前名誉会長が26日、イタリア国営放送『RAI』のテレビ番組に出演し、中国資本の現ミラン幹部について見解を示した。

ベルルスコーニ前会長は31年間にわたりミランのオーナーを務め、在任中にはセリエA優勝8回、チャンピオンズリーグ(CL)優勝5回、獲得したトロフィーは合わせて29個にも上る。財政難から今年4月にクラブを中国資本へ売却したのちはクラブ幹部の職から退いているが、戦術や選手の起用法、今夏の大型補強について批判を展開し、たびたびマスコミを賑わせている。

ベルルスコーニ前会長は姿を見せない現ミラン会長のリー・ヨンホン氏について、「存在しないのでは? 」と問われると、「リー・ヨンホンは存在する。私が保証する。サルデーニャ島にある私の別荘で面会した」と述べ、存在する人物であると強調した。続いてクラブ売却の際の約束については、「2億5000万ユーロ(約332億円)を補強に投資するとの約束を果たしてくれた」と述べ、契約が守られたことを報告した。

しかし「残念だがお金がどのように使われたかや、プレーの戦術に関しては私が介入することはできない」と語り、不満を感じている素振りを見せた。また、もしリー・ヨンホン氏に資金がないことが発覚した場合、ミランを取り戻すかどうかを問われると、「申し訳ない。質問の意味が分からないね(笑)」と述べ、質問をかわした。

最後に司会者から子供の頃サッカー選手を目指していたかを問われると、「いや、子供の頃は子供のままでいたいと夢見ていた」と返答。すると司会者から「あなたにも子供時代があったんですね」と切り返された。

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