ベルカンプがヴェンゲル就任当初を回顧…日本から来た無名指揮官に「疑いが頭をよぎった」

【欧州・海外サッカーニュース】元アーセナル（プレミアリーグ）のデニス・ベルカンプ氏は、恩師アーセン・ヴェンゲル氏の下で成功した理由を明かした。

元アーセナルのデニス・ベルカンプ氏は、アーセン・ヴェンゲル氏の就任当時を振り返った。

1996年夏、ブルース・リオク監督を解任したアーセナルは、暫定指揮官でつなぎ、同年10月に名古屋グランパスで指揮を執っていたヴェンゲル監督を招聘。以降、2018年まで22シーズンにわたりハイバリーとエミレーツ・スタジアムで指揮を執り、無敗優勝を含む3度のプレミアリーグ優勝、7度のFAカップ制覇をもたらすなど、クラブの象徴として活躍した。

ヴェンゲル元監督の下で主力の1人として2003-04シーズンの“インヴィンシブルズ”などを成し遂げたベルカンプ氏は、日本からやってきた無名指揮官の就任当初は不安でしかなかったとクラブの公式ポッドキャストで明かした。

以下に続く

「彼らがブルースを解任したことはショックだったと覚えている。1995-96シーズンは確かに良くなかったが、自信を掴み、来シーズンに向けて十分に前進できたと思っていた。それからアーセンが就任するまでは不安定な数カ月間を過ごした」

「アーセンがやって来たとき、いくつかの疑いが頭をよぎったが、それはすぐに吹き飛んだ。なぜなら、彼は私の哲学に適したものを持っていたコーチだった。彼の哲学は私のプレーにはまり、疑いはなくなった。お互いに期待し合うものを初日から理解できた。だから、本当に上手く機能した」