現在、中国の大連一方を指揮するラファエル・ベニテス監督が、レアル・マドリーを率いていた頃に報じられたMFルカ・モドリッチに対するアウトサイドパス禁止令について、真相を明かしている。
2015年6月から2016年1月までマドリーを率いたベニテス監督。当時にはその厳しい指導法がマドリーの選手たちの反発を招いたと何度も報じられ、その中にはモドリッチに対して、彼が得意とするアウトサイドのパスを禁じたという報道も存在した。
スペイン『マルカ』とのインタビューに応じたベニテス監督は、その報道が事実ではなかったことを強調。次のように語っている。
「彼には言ったことは明確だ。インサイドで簡単にパスを出せるときには……インサイドで出せと言っただけだ。その方がチームメートに簡単に届くわけだからね。私も選手だった頃にはアウトサイドでボールを蹴った。10~15メートルのパスでね」
「フットボールを、そして私を知っている人間にとって(その報道は)嘘でしかない。しかし嘘をつくのは簡単で、それは本当のことにも思えてしまうんだ」
ベニテス監督はまた、現ユヴェントスFWクリスティアーノ・ロナウドにフリーキックの蹴り方についてアドバイスした、との報道も否定している。
「それは嘘だ。どう蹴るべきかと言ったことは一度としてない。クリスティアーノとは、プレシーズンを過ごしたオーストラリアで唯一そのことについて会話を交わした。彼に言ったのは、マンチェスター・ユナイテッド時代に、そのフリーキックの分析をしたということだけだ……。彼の蹴ったボールが、壁のポジションから見て一体どういう軌道を描くのかというね。私たちはリヴァプールのコーチングスタッフとして、彼のフリーキックを阻止しようと試みていたんだ」
「マドリーの監督として、CR7に対してどうフリーキックを蹴るべきかなど言ったことがない。モドリッチに対して、どうインサイドキックを蹴るべきかとも言っていないよ」
ベニテス監督は上記のように真相を語ったわけだが、モドリッチ&C・ロナウドと話をして、それが公に漏れてしまったのは事実だったようだ。
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