Gareth Bale Real MadridGetty Images

ベイルが選外!?世界最高の選手ランキング外となった不振の5大スター選手

最高の一年を送った選手がいる一方で、不本意な一年を送った選手がいる。

力がありながらケガに泣かされた者。

好不調の波が激しく、安定してパフォーマンスを発揮できなかった者。

極度の不振に陥り、自身のキャリアの岐路に立つ者。

それぞれのストーリーは、最高の選手とは違った意味でファンを引きつける。なぜなら、そこにはそれぞれのストーリーがあるからだ。今年は真価を発揮できなかったかもしれない。しかし、その悔しさを翌年のバネとし、大輪の花を咲かせる者がいる。

今回は、この一年間で最も活躍した50人のベストプレーヤーたちを選ぶ企画『Goal 50』に選ばれなかったスター選手にフォーカス。彼らの一年を、振り返ってみることにしよう。

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ガレス・ベイル


Gareth Bale Wales 02092017

ほんの数年前までは次世代のスーパースターの筆頭だった。世界最高額でレアル・マドリーに移籍し、たちまちエスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウに衝撃をもたらした後、チャンピオンズリーグの決勝という大舞台でもゴールをマーク。代表チームでも、2016年のユーロで活躍し、彼の3得点のおかげでウェールズ代表は準決勝に進出して世界を驚かせたのだった。

しかしながら、現在28歳のレフティーは昨シーズンをケガで棒に振ってしまい、リーグ戦で先発メンバーに名を連ねたのは、わずか19試合。レアルは2016-17シーズンに2冠を達成したが、ベイルは相次ぐケガのため、ほんのわずかな貢献しかできなかった。今シーズンもケガに弱い姿は(残念なことに)“健在”で、クラブのメンバーリストからもウェールズ代表からも外されるようになった。

ベイルなしのウェールズは、首都カーディフで行われたワールドカップ予選最終戦のアイルランド戦で0-1と敗れ、敗退が決定した。ユーロ2016で見せた華々しい活躍を、ロシアで再現することはできなくなった。

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リヤド・マフレズ


Riyad Mahrez Leicester CityGetty Images

2015-16シーズンのレスター・シティの活躍はめざましかった。5,000分の1の倍率をはねのけてプレミアリーグを制覇し、世界をあっといわせる歴史を創ったのである。

フォクシーズことレスターの前線でゴールを量産したのはジェイミー・ヴァーディーだったが、チームの真のヒーローは左利きのテクニシャンであった。彼が、主に右サイドから魔法のような左足でチャンスを作り出したからこそ、ヴァーディーはリーグで17ゴールを決めることができたのだ。

シーズンオフ、アルジェリア代表のウインガーにはアーセナルから声がかかったが、彼は男気を見せた。レスターへ残留する道を選んだのだ。

もっとも、レスターでの一年は前年に比べると色あせたものになってしまった。フォクシーズは残留争いを演じた挙句、12位でシーズンを終えた。シーズン途中には、優勝の立役者だったクラウディオ・ラニエリ監督を解任する一幕もあった。チャンピオンズリーグではベスト8に進出していくらかファンを喜ばせたものの、前年とは比較にならない苦しい一年を送ったのだ。

マフレズ本人にしても、リーグ戦では6ゴールのみ。今夏、移籍希望を表明したが、彼にオファーを送るクラブは現れなかった。まさに天国から地獄。ジェットコースターのような一年だったと言っていいだろう。

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メスト・エジル


Mesut Ozil ArsenalGetty Images

ドイツ代表史上最高のテクニシャンがアーセナルに到着したとき、アーセン・ヴェンゲル監督は彼を中心としたチーム作りを構想していた。当初、この目論見はそれなりに成功し、アーセナルはFAカップを連覇。11番を背負うレフティーは今年5月のFAカップ優勝にも貢献した。

もっとも、チャンピオンズリーグ出場権争いから脱落した事実を見逃すことはできない。チームの点取り屋アレクシス・サンチェスの周辺では移籍のうわさがたえず、ヴェンゲル監督への批判の声は強まる一方だ。

そんな中だからこそ、エジルに向けられる目は厳しい。彼を評価する声がある一方、29歳の司令塔がエミレーツ・スタジアムで最高のパフォーマンスを発揮していないという意見もある。

今シーズン終了後に契約が切れるため、当初はエジルとの契約延長の実現こそがアーセナルの生命線と見られてきた。しかし、今ではビッチ上で情熱を示すことがないドイツ人MFに対し、ファンも少々うんざりした視線を送っている。

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ジェラール・ピケ


Gerard Pique Spain 27062016Getty

かつては、バルセロナにとってもスペイン代表にとっても、チームNo.1のセンターバックであり、世界一のセンターバックにも数えられていた。

しかし、今回ばかりはそのパフォーマンスに疑問符をつけざるを得ない。

昨シーズン、バルセロナには安定性が見られなかった。そしてその傾向は現在も続いている。

ディフェンスリーダーのパフォーマンス低下は、そのままチームの成績に直結する。バルセロナにとっても、耐えるべきみじめなシーズンだったのだ。ラ・リーガではレアル・マドリーの後塵を拝し、チャンピオンズリーグの準々決勝ではユヴェントスに2戦合計0-3で完敗した。この試合でピケは、アルゼンチン代表の新星パウロ・ディバラにいいようにあしらわれている。

最近ではプレーよりもピッチ外の活動に力を入れているようだ。2018年に再び『Goal 50』に名を連ねたいと思うなら、一日も早くかつての集中力と体調を取り戻さなければならない。

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セルヒオ・アグエロ


Sergio Aguero Manchester CityGetty Images

昨シーズンも稀代のゴールマシンは健在だった。プレミアリーグ31試合で20ゴール。これは、チェルシーFWジエゴ・コスタに並び、得点ランキング4位タイとなる好成績であった。

もっとも、過去3シーズンと比較すると、最も悪い一年だったことは間違いない。

得点数のわりに存在感は希薄で、トッテナムのハリー・ケインや当時エヴァートンに在籍していたロメル・ルカクに比べると影が薄かった。さらにマンチェスター・シティ加入当初から輝きを放ったガブリエウ・ジェズスにも背中を見せられた格好となってしまった。

確かに大ケガをしなければ、昨シーズン後半戦のほとんどで、G・ジェズスにポジションを奪われることはなかっただろうが、2月以降はもっと出場時間が長くなってもおかしくなかったはずだ。

全体的に見れば、決して悪くない一年だったということができるだろうし、とがめられるようなパフォーマンスではなかった。だが同時に『Goal 50』でランクインするほど素晴らしい出来でもなかった。

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■世界最高の選手を決める『Goal 50』とは?

『GOAL 50』は過去12カ月の活躍に基づいて世界から50人のベストプレーヤーを選出し、ランキングするアワードだ。世界37カ国にあるGoalの編集長や記者たちが……

・ビッグマッチにおけるプレーぶり
・前年と比べたパフォーマンスレベルの一貫性
・記憶に残る活躍だったかどうか
・所属クラブと各国代表での実績

これらを総合的に判断し、候補者を選定。ポイントの合計でトップに立った選手が「世界最高の選手」の称号に輝く。

■世界最高のサッカー選手50人を見るには?

『Goal 50』に選ばれた選手の多くがプレミアリーグ、ラ・リーガ、ブンデスリーガ、セリエA、そしてリーグ・アンでプレーしています。この“欧州5大リーグ”をすべて見られるのが『DAZN』です。

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