2017-10-01-nagoya-GABRIEL XAVIER(C)Getty Images

プロ初ハットの名古屋MFガブリエル・シャビエル、J1昇格に向け「信じてやることが大事」

明治安田生命J2リーグ第35節が10月1日に行われ、岐阜メモリアルセンター長良川競技場ではFC岐阜と名古屋グランパスが対戦した。激しい打ち合いとなった試合は、6-2で名古屋が勝利。この試合でハットトリックを達成した名古屋MFガブリエル・シャビエルが、ゴールシーンを振り返った。

「ハットトリックはプロになってから初の経験なので、とてもうれしい」と語るシャビエル。そして「自分だけでなく、チームメイト全員がいいプレーをした結果」とチームメイトへの感謝を表した。

シャビエルの1点目は36分、相手GKを抜き去ってゴールへと流し込んだ。この得点で、名古屋は2-1と逆転する。シャビエルは「自分たちの攻撃がうまく行って、速い展開でタマ(玉田圭司)からいいボールが出た。GKと一対一になったのですが、GKがスピードに乗ってコースに出てきていたので、それをうまく利用して交わしました。ボールを受ける時にも気を付けていました。GKの動き、スピードを見て交わしてゴールを決めました」と解説した。

シャビエルは前半から、佐藤寿人とポジションを入れ替えてFWに入っていたが、その点については「相手の右サイドバック(大本祐槻)が攻撃的に上がってきていたので、そこをケアしなければいけない。守備にも関わる必要があるので、寿人とポジションを替わりました。よりゴールに近いポジションでのプレーになったので、チャンスも増えましたし、守備に追われる部分よりは攻撃に専念できました。寿人がFWに入っている時もすごくいい攻撃をしていましたが、ポジションを替えたことで相手を攻略できたと思います」と、その意図を説明した。

また、多くのサポーターがブラジル国旗を振っていたことに触れ、「本当にすごく幸せに感じています。自分の国ブラジル、日本からしたら別の国の国旗を、多くの皆さんが掲げてくれて、自分たちを応援してくれたことに関しては、すごく幸せに感じています。サポーターの方々の優しさを感じています」と喜びの表情を見せた。

「ゴールを決めるのとアシストではどちらが好き?」という質問に「勝利することが一番うれしい」と笑顔で答えたシャビエル。残り7試合、J1昇格に向けて「大事なことは、いままでやってきたことを続けること。やってきたことに集中し、信じてやることが大事だと思います。自分たちが常に成長し続ければ、今後も大きなチャンスがあると思います。目標を達成するために集中してやっていきたいと思います」と、継続が重要との考えを示した。

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