バイエルン・ミュンヘンは11日、U-21ドイツ代表MFセルジュ・ニャブリ(21)の獲得を発表した。数日前にブレーメンを退団することを伝えたウィンガーはドイツ王者と3年契約を結んでいる。
昨夏にアーセナルからブレーメンに向かったニャブリは今シーズン、自身のキャリアにおいて初めてブンデスリーガ1部でプレー。リーグ戦27試合で11ゴール、またドイツ五輪代表として臨んだリオデジャネイロ大会では6ゴールをマークし、フライブルクFWニルス・ペテルセンとともに同大会の得点王に輝いている。
以前からRBライプツィヒやホッフェンハイムといったクラブが移籍先候補として浮上していたニャブリ。獲得したのは、ブレーメン加入当初からニャブリが仮契約を結んでいたとも噂されていたバイエルンとなった。
カール=ハインツ・ルンメニゲCEO(最高経営責任者)は公式ウェブサイトで「セルジュ・ニャブリといった若いドイツ代表選手がもう1人バイエルンに加わって嬉しく思う。セルジュはブレーメンで良い成長ぶりを見せた」と歓迎。またニャブリは「バイエルンの一員になれたことは大きな名誉。これからとてもエキサイティングな時期を迎えることになるが、すごく楽しみにしている」と喜びを表した。
ドイツメディアの報道によれば、ニャブリとブレーメンとの契約には契約解除条項が盛り込まれており、バイエルンはそれを行使するために1000万ユーロ(約12億円)を支払ったという。同選手はブレーメンがアーセナルに支払ったとされる500万ユーロ(約6億円)の倍額で、バイエルンに加わるとのことだ。


