ユヴェントスの主将GKジャンルイジ・ブッフォンがイタリア紙『ラ・レプブリカ』のインタビューに応じ、現役続行を検討していることを明かした。
ブッフォンは12月1日のナポリ戦でふくらはぎを負傷。離脱が長引いたため、当初、今シーズン中に予定されていたセリエA最多出場記録の更新が不可能になった。40歳を迎える守護神は今シーズン終了後の引退を示唆していたものの、イタリア代表ではワールドカップ出場を逃がし、セリエAでは個人記録を逃がしたことで、このまま現役引退を迎えることに戸惑いを感じ始めたようだ。
「まもなくアンドレア・アニェッリ会長と会う。もしユヴェントスおいて、僕がまだ重要な選手でいられるならば、どんな役割を担えるのか知りたいと思う。僕はそうであることを願っているが、クラブと話し合って最良の解決法を見つけなければならない。もちろん、ユーヴェやチームメートの問題になりたくはない」
ブッフォンはチームや同僚の事情を優先することを前提とした上で、少なくとも来シーズンは現役を続けることに意欲を示した。ただユヴェントス以外でのプレーは考えていない。
「もしアニェッリが受け入れてくれなかったら? ユヴェントス以外はない。まだ6~7年前のように感じる。でも自分自身にまでウソをついて、爪を立てて、歯を食いしばって、自分の栄光や給料にしがみついているような老いぼれとは思われたくない」
■ケガによる休養が将来を考える転機に
「人生、偶然に起きる事など何もない。休養は僕にとって良かったし、自分自身へのはっきりとしたメッセージにもなった。考えることを余儀なくされた。自分の年齢では異例だが、今は戦いたいという意欲を感じている」
なお将来、監督業への転身を問われると、「もしなるとすれば、クラブはない。代表監督なら悪くないね。刺激的な仕事だ。一国を代表して、皆をバラバラにするのではなく、一つにまとめ上げるんだからね」と代表監督就任へ意欲を示した。


