ユヴェントスに所属するイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンが、ユヴェントス公式チャンネル『ユヴェントスTV』のインタビューに応じ、今シーズン限りの引退を示唆した。
ブッフォンは11日、レアル・マドリーとのチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝セカンドレグに出場。しかし後半アディショナルタイムにおいて、レアルにPKが与えられたことで、主審のマイケル・オリヴァー氏に猛抗議し、退場処分を受けた。このPKをクリスティアーノ・ロナウドが冷静に沈め、2試合合計3-4でユヴェントスのベスト8敗退が決定した。
これまで数々のタイトルや記録を手にしてきた40歳の守護神だが、CL優勝の夢はまたしても崩れ去った。ブッフォンは、今シーズン限りの引退を検討しており、レッドカードによる退場がCLでの最後の瞬間となるかもしれない。インタビューにおいて、引退や別れを示唆する意味深なコメントを残している。
「今のユヴェントスの主将であることを誇りに思うか? 命を懸けても良いくらいだ。だが引退することよりも、チームメートに別れを告げなければならないことの方が悲しい。それでも人生とは前へ進んでいくものだ。チームメートたちが僕から何かを感じ取り、彼らの宝としてくれることを期待する」
イタリアは6月に開催されるロシア・ワールドカップ出場権を逃がしており、ブッフォンにとって、今シーズンのラストマッチはホームで行われる5月20日のヴェローナ戦となる。注目されるユヴェントス守護神の去就だが、公式発表が待たれる。


