フランスの第22代大統領を務めたジャック・シラク氏が26日、亡くなった。享年86歳。
元大統領の訃報を受け、現フランス代表監督のディディエ・デシャンがフランスフットボール連盟（FFF）を通して、フランスサッカー界の発展に大きく貢献したシラク氏へのメッセージを公表した。
「木曜の朝、シラク氏が他界したと知って悲しみを覚えている。私はキャプテンとして、1998年7月12日に彼の手からワールドカップを受け取ることができた。そしてセレモニー終了後、ロッカールームで彼から受けた祝福が思い出される」
「彼が持っていた熱意、そしていつでも欠かさなかったユーモア、優しさ。明確な意思と決断は私にとって模範とも言えるもので、印象的な人物だった。この悲しいニュースに心が痛むよ。ベルナデット夫人、シラク氏の家族に哀悼の意を表します」
1932年生まれのシラク元大統領は1977年～1995年までパリ市長を務め、1995年～2007年までフランス共和国の大統領を歴任した。フランス代表はこの間、1998年に行われた自国開催のワールドカップで初優勝。その2年後にはEURO2000を制している。この2つのビッグタイトルを獲得した時の主将がデシャンだった。
また、シラク氏は大の親日化としても知られ、学生時代から万葉集など日本の文学に造詣を深め、日本の温泉や相撲を愛していたという。日本が2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピックにホスト国として立候補した際も、シラク氏は日本開催について、全面的に支持する意向を示していた。
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「※」は提携サイト『 Sporting News 』の提供記事です
