フランス代表で一時代を築いた名将、ミシェル・イダルゴが26日にこの世を去った。享年87歳。
1933年生まれのイダルゴ氏は現役時代MFとしてキャリアを送り、ル・アーブル、スタッド・ランス、モナコでプレー。引退後は指導者に転身し、モナコBチームで指導した後、フランス代表のアシスタントコーチを務め、1975年からフランス代表指揮官に就任。
ミシェル・プラティニを司令塔に据え、アラン・ジレス、ベルナール・ジャンジニ、ジャン・ティガナで形成する中盤を軸に、華麗なパスサッカーを見せたイダルゴのチームは当時”シャンパンサッカー”と称された。1982年のスペイン・ワールドカップではフランスをベスト4に導き、自国開催のEURO1984ではフランスに初戴冠をもたらしている。
1986年～1991年まではマルセイユのディレクター職を務め、その後は解説業のほか、TVのコメンテーターを務めていた。
なおイダルゴ氏の遺族によると、新型コロナウイルスとは関係なく、長年闘病生活を送った末に力尽きたとのこと。
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