日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトは29日、サガン鳥栖からMF鎌田大地(20)を獲得したことを正式発表した。両者は4年契約を交わしている。
すでに鳥栖では退団セレモニーが行われ、フランクフルト移籍が決定的となっていた鎌田。その数日後に新天地となるクラブも加入を正式に発表し、2021年までの契約を結んだことを伝えた。鳥栖に支払った移籍金については明かされていない。
フランクフルトのスポーツ部門を担当するフレディ・ボビッチ取締役はクラブの公式ウェブサイトで「ダイチはとても大きなポテンシャルの持ち主」と期待を寄せ、「彼のプレーをたくさん見てきた。彼が加わることで我々は攻撃的MFにおいてよりフレキシブルになる」ことも強調した。
一方の鎌田は「新しい同僚に会えることをとても楽しみにしてます」と言及している。長谷部について「もちろん彼のことは知っていますが、会ったことはないんです」と明かす同選手だが、新クラブについては「以前から日本人選手が多くプレーしたクラブなので、日本でも有名なクラブです。僕も個人的にはとても良いイメージを持っています」とコメント。また、「ゼロからスタートすることになりますが、レギュラーを目指して頑張りたいと思います」と意気込みを語った。
なお、フランクフルトは7月1日からプレシーズンをスタートする。25日に鳥栖でのラストマッチに臨んだばかりの鎌田だが、その6日後に新しい挑戦に挑むことになった。


