ついに待ちに待った欧州のシーズンが始まった。
プレミアリーグでは昨季王者のマンチェスター・シティやリヴァプールら上位クラブが白星でスタート。昨季は4位、チャンピオンズリーグでは準優勝と、成長を続けるトッテナムも昇格組のアストン・ヴィラを相手に3-1と逆転勝利を飾った。第2節も王者マンチェスター・シティを相手に2-2とドローを演じている。
ハリー・ケインやクリスティアン・エリクセンといった既存戦力に加え、タンギ・エンドンベレといった新戦力が噛み合いつつあるスパーズ。『Goal』では、開幕前に主力選手の一人、デレ・アリに独占インタビューを実施した。ここまで開幕2試合は欠場しているものの、今季のキーマンの一人となることは間違いない。掲げる大きな夢や今季の意気込み、そして注目のゴールセレブレーションなどについて話を聞いた。
(インタビュー=フロリアン・メズナー/Florian Mesner)
■新加入エンドンベレには好感触
Getty――まずは、お時間いただきありがとうございます。昨季はチャンピオンズリーグで素晴らしい成績を残し、その後に迎える今シーズンの個人的な目標を教えてください。
やることは毎年変わらないよ。とにかく、さらに成長した姿を見せるだけだ。プレミアリーグでもチャンピオンズリーグでも、代表でもその姿勢は変わらない。そしてそのことは、個人としてだけでなくチームとしても重要だと思うよ。現状に満足することはない。前に進み続けてさえいれば、成功に近づいていくはずだからね。
――今シーズンのチーム内競争は激しいですね。いい選手がたくさんいますし、エンドンベレの加入もありました。自分自身はどこでプレーすると考えていますか? それと、一番好きなポジションはどこか教えてください。
こういう言葉は定番すぎるかもしれないけど、トッテナムのように素晴らしい選手をたくさん抱えたチームの中でなら、どこでも喜んでプレーして、チームに貢献したいと思っているよ。とは言っても、僕がゴールやアシストを得意としているのは知っているだろう? だから必要とされれば、攻撃的なポジションがいいね。楽しんでプレーができそうだ。だけどゲームの状況によってもポジションは変わると思うよ。高い位置でラインの間にスペースを見つけることもあれば、低い位置でボールに関与したほうがいいときもある。だから、中盤であればどこでも喜んでプレーするよ。
――トッテナム史上最高額での加入となったエンドンベレの、能力や性格について教えてください。
とてもいいヤツだと思うよ。まだあまり多くの時間を共有できていないことは言うまでもないけどね。彼はとても落ち着いて、スピーディーにプレーするんだ。そのクオリティはいつも素晴らしい。それに彼は攻撃的な選手だから、一緒にプレーするのは楽しいよ。素早く前を狙えるし、強いフィジカルもあって状況判断にも優れている。つまり、彼とのプレーはワクワクするってことだよ。
――エンドンベレはチームのレベルを引き上げて、タイトルの獲得に貢献してくれると思いますか?
そうだといいね。ピッチ上ではどこでもポジション争いが熾烈であることは間違いないし、さらにそこに、彼という素晴らしいプレーヤーが加わったんだから。重要なのは、努力を続けてチーム力を高め、闘い続けることだ。そうすることでチームは強くなるし、エキサイトできるんだ。
■CL決勝の苦い経験も糧に

――次のテーマはチャンピオンズリーグ決勝のリヴァプール戦についてです。あの試合はここ数年間の中で、トッテナムにとって最も大きなゲームの一つだったかと思いますが、試合が終わった後、リカバリーのためにどのように過ごしましたか?
難しかったね。ハードワークをしたけど、結果として負けてしまった。厳しい時間だったけど、その後には代表の試合(UEFAネーションズリーグ決勝ラウンド)が控えていたんだ。だからできるだけ早く切り替えて、代表にフォーカスして準備を進めなければならなかった。だけど、あんなに大きな大会の決勝で負けるなんてことは、いつでも受け入れがたいことだし、やっぱり難しかったよ。でも、チームとしても個人としても、あのゲームの後に味わった気持ちは忘れてはいけないと思っている。打ちのめされたあの感情を正しい方向に向けて、将来の糧とするために活用していかなければいけないんだ。
――試合後のロッカールームの雰囲気について教えてもらえますか? やはり誰も口を開こうとしませんでしたか?
簡単に想像できることだね。たくさんの悲しそうな顔が並んでいたし、みんな本当に打ちひしがれていたよ。そして実際に、誰一人として口を開こうとしなかった。雰囲気は暗かったけど、僕はうまく切り替えさえすれば、将来の糧になるとも思ったんだ。誰もこの経験をムダにしたくはないだろうから、この気持ちをバネにしなければならないね。
■「フットボールには大きな借りがある」
Goal――自分の成長に関して、フットボールはどのくらい大きな存在でしたか?
とても大きく成長させてもらったよ。他のことには脇目も振らず、自分のエネルギーを、愛するものに楽しみながら注ぐことができているからね。それが成長につながったし、自分の時間を充実したものにしてくれた。前にも言ったことがあるけど、フットボールを愛しているからフットボールには大きな借りがあると思っているんだ。
――ユース時代は今の自分の個性を形作る上で、どれほど重要な期間でしたか?
今よりも若いときは年上とたくさん試合をして、イングランドのリーグ1(実質3部)でもプレーしていたし、その経験は重要だったと思う。そこでプレミアリーグへとステップアップする準備ができたし、様々なことと向き合うことでキャラクターが確立されて、自分を強くしてくれた。そのことも重要だったと思う。プレミアリーグは大きなリーグでタフなことは分かっていたし、スター選手もたくさんいる。だからそこに足を踏み入れたときは、自分自身の力を示すことと、ピッチ上でナメられないことが重要なんだ。僕はそのための準備ができていたんだと思う。
Getty/Goal――フットボール界の最初のヒーローは誰でしたか? 憧れの選手はいましたか?
ロナウジーニョだね。それとスティーブン・ジェラード。学生だった頃、Youtubeでロナウジーニョの動画をたくさん見ていたよ。
――どうしてロナウジーニョ?
楽しそうにプレーしているからじゃないかな。彼はいつでも楽しんでいるように見える。僕もああいったプレーがしたいと思っていたんだ。僕はストリートフットボールで育った。そこでのプレーはいつも楽しかったし、喜びに満ちていたよ。そしてそこでは、細かい足技がモノを言うんだ。だからプロとしてのプレーを始めてからも、ゲームへの愛は失いたくなかった。自分が幸せになれることをやりたかった。ロナウジーニョを見れば分かると思うけど、すべてのプレーをエンジョイしているんだ。スティーブン・ジェラードについては、その姿勢とメンタリティだね。勝者としてのメンタリティだ。イングランド代表とリヴァプールでキャプテンを務めていたしね。この2人のプレーヤーには、大きな影響を受けたと感じているよ。
――プライベートでロナウジーニョに会ったことはありますか?
一度もないね。
――それはいつか叶えたい夢ですね?
そうだね。彼はレジェンドだから、実現すれば最高だよ。
■イングランド代表で掲げる夢
Getty Images――ハリー・ケイン、ラヒーム・スターリング、ジェイドン・サンチョをはじめとした次の黄金世代を担う多くの選手とともに、代表では将来を嘱望されていますね。イングランド代表のユニフォームに袖を通すときの気持ちを教えてください。
本当にこれ以上ないほどに幸せだよ。子供の頃に公園なんかで遊ぶときには、誰だって代表選手や応援しているクラブの選手になったつもりでプレーして育っていくものだ。だから、初めてイングランド代表に選ばれたときには大きな栄誉を感じたし、今でも代表に選出されてユニフォームに袖を通すときには、毎回夢がかなった気持ちになるよ。
――来年のEUROはウェンブリーで決勝が開催されます。母国であるロンドンの地で掲げる優勝よりも大きな意味を持つものはあると思いますか?
正直に言って、ないと思うね。僕たちは素晴らしいチームで、ここまで順調に来ている。若いチームだし、みんな一緒にエンジョイできている点はトッテナムとすごく似ているんだ。だから同じようにプレーがしたいね。似た哲学の中で、仲間とともに楽しみながら前に進むことができれば、いい結果が出ることは間違いないよ。もちろん母国での優勝を狙いに行く。それが実現すれば最高だね。
――その夢は実現できそうですか?
まだ夢に過ぎないけど、できればそれを現実に変えたいと思っているよ。
――最後の質問です。昨季は面白いゴールパフォーマンスを見せてくれましたね。ここでやってもらってもいいですか?
※ゴールパフォーマンスを見せる
――それです。今シーズンに向けて新しいアイデアはありますか?
まだ決めてないよ。見てのお楽しみということで。
――待たなきゃダメですか?
そうだね。まだ決めてないからね。だけど即興でやるかもしれないね。
――それなら、昨シーズンよりも簡単になりそうですね(笑)。ありがとうございました。
ありがとう。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です



