マンチェスター・ユナイテッドに所属するベルギー代表MFマルアーヌ・フェライニは今シーズン限りでクラブとの契約が満了となる。クラブ側はフェライニに新契約締結を提案したとされるが、本人はその打診を断ったと現地メディアで報じられていた。
その一方、フェライニはセリエA王者ユヴェントスでのプレーを希望しているという報道もある。だが、現時点でその移籍話は現実味を帯びていないようだ。
『Goal』記者の取材によると、ユヴェントスはフェライニに関心こそあるものの、今冬~来夏の移籍市場で獲得を狙うターゲットとして、他に本命がいる模様。イタリアの関係者筋によれば、ユヴェントスが補強の本命として照準を定めているのは、エムレ・ジャン(リヴァプール/ドイツ代表)と、レオン・ゴレツカ(シャルケ/ドイツ代表)とのこと。ジャンはリヴァプールと間もなく契約を更新する可能性も高まっており、もしそうなればゴレツカ獲得に本腰を入れるようだ。
23歳ジャン、22歳ゴレツカと、若いプレーメーカーの獲得をユヴェントスは望んでおり、現在29歳のフェライニにとっては、ユーヴェへの移籍はハードルが高いものと見られる。ただし、フェライニがこのまま新契約を結ばず、来夏フリーになった場合は移籍金ゼロで移籍可能となるだけに、意中のクラブへ新天地を求める可能性も十分にある。
果たして、マンチェスター・Uとの契約延長を拒否したフェライニは今後どのようなキャリアを歩むのか。来夏に向けて、その去就は今後も注目を集めることになりそうだ。


