元マンチェスター・ユナイテッド指揮官のアレックス・ファーガソン氏は、同クラブの公式ウェブサイトでマイケル・キャリックの功績を称えている。
4日にオールド・トラッフォードでキャリックの顕彰試合が行われた。2006年にトッテナムから移籍して以降、5度のプレミアリーグ制覇、3度のEFLカップ優勝、そしてFAカップ、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグでそれぞれ1回ずつ優勝するなど、多くのタイトルを獲得。ファーガソン氏をはじめ、元チームメイトが35歳の元イングランド代表MFへの称賛を口にした。
ファーガソン氏は「彼がウェスト・ハムのアカデミーでプレーしていた16歳のころから目をつけていた。16歳の少年がニューカッスルを離れ、イーストロンドンにやって来た。これは大きな決断だったと思う」とアカデミー時代からキャリックの獲得を目論んでいたと明かす。
続けて「2006年にマイケルを連れて来てから、その性格はひと際目立っていた。フットボール選手としての能力はもちろん、その性格も彼がユナイテッドで大きな成功を勝ち取れると確信できるものだった」と当時を振り返っている。
元チームメイトのポール・スコールズ氏は、イギリス製の高級車に例え、同選手を称賛した。
「彼がここに来て、ロイ・キーンの背番号16を引き継いだことを覚えている。後釜として期待されていたが、彼はその番号よりも価値のある選手ということを証明してきたと思う。彼の横だと安心してプレーできた。マイケルがプレーすれば、ほとんどの試合でユナイテッドは勝利する。決して目立つようなプレーをしないところが彼の長所だ。彼はフットボール場を走る“ロールス・ロイス”のようだ」
さらにライアン・ギグス氏も「チームメイトとして、敵としてマイケルとプレーすれば、彼がどれだけ偉大な選手かわかるはずだ。彼は正確にボールをさばけ、ピッチ内外で大きな影響力を持っている。マイケルが加入して以降、ユナイテッドは数々のトロフィーを獲得した。彼は特別で、称賛されるに値する選手だ」とコメントを寄せている。
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