マンチェスター・ユナイテッドの前監督、ルイ・ファン・ハール氏は、ダレイ・ブリントにクラブからの退団を勧めた。
いくつものポジションをこなせるブリントだが、ディフェンスラインや中盤に他の選手を優先的に起用するジョゼ・モウリーニョ監督の下、十分な出場機会を得られていない。実際にリーグ戦の開幕3試合では先発出場するも、それ以降はわずか1分しかプレー時間を確保できていない。カップ戦を中心に出番を得るオランダ代表DFだが、同郷のファン・ハール氏は試合に出るために移籍を考えるべきだと感じているようだ。
ファン・ハール氏は『ミラー』で「ブリントはマンチェスター・ユナイテッドに残るよりもバルセロナに行ったほうが良い。ユナイテッドではベンチ入りすらできないこともあるが、1つ以上のポジションでプレーできるダレイがバルセロナに行けば、スタンドから観戦しなくて済むだろう」とカンプ・ノウに活躍の場を移すことを求めた。
その理由について同氏は「ダレイはどこよりもバルセロナにピッタリの選手だ。彼のレベルやスタイルはイングランドよりもスペインのほうが適しているように思う。センターバックとしてプレーでき、中盤の底や左サイドバックとしても十分に働ける」と持論を説いている。
2014年にアヤックスからマンチェスター・ユナイテッドに加入したブリントは、これまでに137試合に出場。しかし、今シーズン、モウリーニョ監督は左サイドバックにアシュリー・ヤングを、中盤の底には新加入のネマニャ・マティッチを起用するなど、オランダ代表DFの出場時間は限定的なものとなっている。
