ウェスト・ハムがパトリス・エブラとの契約を完了した。
マルセイユ在籍時の昨年11月、ヨーロッパリーグ・グループリーグのヴィトーリア・ギマランエスSC戦の試合開始前に、挑発してきたサポーターの1人にハイキックを見舞う事件を起こしたエブラ。その後、今年6月末までの出場停止処分を欧州サッカー連盟(UEFA)から下され、チームからも解雇されていた。
以降無所属が続くエブラだったが、7日に今シーズン終了までの契約でウェスト・ハムへ加入することが決定。マンチェスター・ユナイテッド時代の恩師、デイヴィッド・モイーズ監督が就任して以降3人目の新戦力となった元フランス代表DFは、背番号27を着用することになる。
エブラは、クラブの公式ウェブサイトで「ハマーズの一員になれて、プレミアリーグに戻って来られて本当に幸せだ」とイングランドで再びプレーできることを喜んでいる。
なお、UEFAが下したエブラへの出場停止処分は、同組織が主催する大会のみであり、プレミアリーグを含む国内での試合には出場可能。そのため、早ければ同選手は10日に行われるワトフォード戦でデビューを飾ることになるようだ。


