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ピッチでも控室でも人気者。B・シウバはペップ・シティのアンタッチャブルな存在に

17:05 JST 2019/03/04
Bernardo Silva Manchester City
クオリティと勤勉さを併せ持つベルナルド・シウバはシティのビッグマッチにおける不可欠な存在だが、おまけにロッカールームの最高の人気者でもある。

普段のジョゼップ・グアルディオラは記者に特定の誰かを称賛するよう求められても、笑いながらかわし、さらなるハードワークや集中を求めることが通例である。

しかし、ベルナルド・シウバとなると話は別だ。グアルディオラは質問を受けると一気に熱を帯びた。その内容は「ポルトガル最大のスターになりうるか」というもの。回答は「シウバはすでに最大のスターさ」であり、まるで恋人か何かのように褒めちぎった。

グアルディオラは様々な要素を考慮し、総合的にこのMFのことを気に入っているのだろう。

■最高の人間性

ベルナルド・シウバは多くの点で、世間からはまったくスターとみなされていない。事実、フットボール選手にさえ見えない時がある。

なぜなら、シウバは一度として不機嫌な様子でミックスゾーンを横切ることはない。これは大げさな話ではなく、ミックスゾーンのベルナルド・シウバは無条件にすべてのインタビューに応じる。マンチェスター・シティのオフィシャルサイトから、テレビ、ラジオ、日刊紙、日曜版大衆紙に至るまで、すべてだ。それはたとえ、ポルトガル語、英語、フランス語、スペイン語で同じことを繰り返し話す場合であっても同様である。

グアルディオラは嘘をついていない。ベルナルド・シウバは人間として出来上がっており、それは母国のスター、クリスティアーノ・ロナウドにも匹敵する。

■いじられ役でロッカールームの人気者

ベルナルド・シウバはメディア対応にたっぷり時間を割くフットボール選手というだけでなく(マンチェスター・シティではイルカイ・ギュンドアンも非常に好意的だ)、フットボール選手よりもジャーナリストのような服装をするオンリーワンの存在でもある。

あるツイッターアカウントが、選手の洋服とその金額を分析する投稿をしたが、そこには、2,000ポンドのジャンパーを着るベルナルド・シウバの姿を目にすることはありそうもないことだ。学生が予備校に通うような服装で、最も快適なカーディガンと靴を身につけ、家へと帰る姿ならば見ることができるだろう。

もし我々の「フットボール選手」という基準に照らし合わせるとすれば、それはドレッシングルームで<ルイ・ヴィトン>と<バレンシアガ>の服で全身を包むことが普通だ。だがしかし、チームメイトはベルナルド・シウバの服装のことを思い出すこともなく、「なぜパジャマでトレーニングに現れるのか」と尋ねる。そうした格好で日々を過ごしていることはもはや有名だ。もちろんだが、マンチェスター・シティが昨シーズンのタイトルを勝ち取った午後6時、ベルナルド・シウバはやはりパジャマ姿だった。

ベルナルド・シウバがマンチェスター・シティのドレッシングルームで頻繁にジョークの標的になる理由がこれである。昨シーズンはこうしたイジリの対象になり、照明から靴を吊るされたりといったインスタグラムの投稿が毎日のようにアップされていた。

その時はいじめられているのでは?とも危惧したが、グアルディオラが話すようにベルナルド・シウバは純粋に愛され、そしておそらくチームで最も人気者である。モナコで共にプレーしたバンジャマン・メンディによれば、ベルナルド・シウバは以前からどんなときもイジリの対象だったようだ。事実、ベルナルド・シウバのことを“バブルガム”と命名したのはベルナルド・シウバだ(いつもボールがシューズにはり付くことから)。そして奇妙なことに、ベルナルド・シウバはフルバックのカイル・ウォーカーのニックネームを考案し、ウォーカーのことを「キャプテン・ジャック」と呼んでいる。その理由はまたの機会としたい。

グアルディオラの右腕であるマネル・エスティアルテは、『クアデルノ・デ・マンチェスター(直訳:マンチェスターのノート)』という書籍の中で、「ベルナルド・シウバは最高の男だよ。彼は私たちが作り上げた偉大なグループの象徴さ」と語る。「彼がドレッシングルームに入ってくると話しかけたくなるんだ。楽しく話せることを知っているからね」

■戦術面でも不可欠な存在

しかし、グアルディオラのチームに所属し続けるためにはナイスガイでいるだけでは不十分なことは明白だ。このカタルーニャ人監督は戦術面でメリットがあるからこそ起用しているし、現時点でベルナルド・シウバの名前はファーストチームのメンバー表で筆頭の位置づけにある。

それには多くの理由がある。彼が持つ多彩な才能と戦術に対する理解力は大いに役立つもので、さらにハイボールもコントロールできるだけの高いテクニックを持ち、180度のスピンをしたかと思えば一瞬の判断でインチレベルの完璧なパスを通すこともできる。

グラウンドでカバーするエリアの広さも重要だ。ベルナルド・シウバはトップレベルに達するには不十分であるとかつて評された選手のひとりだったが、1月に行われたリヴァプールとの大一番では素晴らしい活躍を見せた。あらゆるスペースをカバーし、一般的に泥臭いと呼べるプレーさえ美しく変えてみせた。この夜のベルナルド・シウバは13.7kmを走り、今シーズンのプレミアリーグ記録を達成した。リーグで2番目に長い距離は13.65kmで、この数字もベルナルド・シウバがトッテナム戦で記録したものだ。

こういった様々な理由によって、ベルナルド・シウバはクラブにとって欠かすことのできない選手になっている。マンチェスター・シティはいまだ4つの大会すべてを戦っており、ベルナルド・シウバにはあらゆる試合で出場機会が求められる。最初の数カ月は中盤のポジションでケビン・デ・ブライネの代役を務めていたが、今やビッグマッチではレロイ・サネを押しやりトップの一角を占める。リヤド・マフレズに出場機会が訪れないのも無理もない話だ。

ベルナルド・シウバは、サネやラヒーム・スターリングのように定期的に得点やアシストの数字を積み上げているわけでもないし、昨シーズンのデ・ブライネやダビド・シルバのように、チームの決定的な存在となっているわけでもない。しかしこのポルトガル人はこれらの選手を混ぜ合わせたような選手であり、あえて比較するならばフェルナンジーニョがそれに該当するだろうか。

つまりこうも言い換えられる。ベルナルド・シウバを誰もが愛していることは、驚くに値しないのだ。

文=サム・リー/Sam Lee

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