アスレティック・ビルバオは30日、レアル・ソシエダからDFイニゴ・マルティネスを獲得した。イニゴは非常に難しい決断を迫られたと認めている。
ビルバオは先日DFアイメリク・ラポルテがマンチェスター・シティに移籍。契約解除金6500万ユーロ(約87億円)が支払われ、将来有望だった若きセンターバックを失った。
そこでビルバオは代役確保に動いている。契約解除金3200万ユーロ(約43億円)を支払い、ソシエダからイニゴを獲得。だが、ライバルクラブ間での移籍は波紋を呼んでいる。
イニゴは「ビッグクラブに来た。このチームでは、リーガエスパニョーラの中位にいては納得されない。彼らが僕に強く賭けてくれて、誇りを感じた」と語り、次のように続けた。
「人生で一番難しい決断だった。責任を感じているけど、この電車を逃すことはできなかった」
「ファンの怒りは理解できる。多くの人はラ・レアルからアスレティックに移籍するなんて、考えられないだろう。彼らはラ・レアルのことしか見ていない。僕がアスレティック以外のクラブに移籍することを望んでいたと思う」
ソシエダのジョキン・アペリバイ会長については、以下のように語っている。
「ジョキンは僕をよく知っている。この移籍を快く思わないだろう。でも彼はいつも紳士だった。偉大な会長だと思い続ける」
イニゴは新たにビルバオと2023年までの契約を結んでいる。契約解除金は8000万ユーロ(約108億円)に設定されるようだ。


