2019年シーズン限りで現役を引退した元スペイン代表FWダビド・ビジャが、かつてプレミアリーグ行きが間近に迫っていたことを明かしている。
ビジャはイギリス『BBC』のインタビューを通して「実は(アーセン)ヴェンゲル率いるアーセナルへの移籍が近づいていた」と、エピソードを明かしている。
「2013年、当時アーセナルへの移籍がほぼ確定的になっていたんだ。何度も話し合ったし、契約はもう90%決まったものだと思っていたね」
「だけど結局それは実現しなかった。アトレティコ(マドリー)からの打診があって、そこから一気に状況が変わった。3~4日で一気にひっくり返ったんだ」
ビジャは一時、アーセナル行きが迫っていたと明かしつつも「結果的にアトレティコに行ったけど、この選択は間違っていなかったと思う。もちろんリーグ戦で優勝(13-14シーズン)できたという理由だけでなくね」と、スペインに留まったことが正解だったと回顧している。
「もちろん、いつかイングランドでプレーしたいとは思っていた。ただ、結果的には実現しなかったね。もしその時プレミア行きを決断していたらどうなったかは分からない」
ビジャは2013年夏、バルセロナからアトレティコ・マドリーへの国内移籍を果たしたが、この時アーセナル行きが有力な選択肢となっていたようだ。13-14シーズンはアトレティコでリーガ制覇を経験し、ビジャは1年で同チームを退団。
その後、ニューヨーク・シティFC加入後、系列チームであるオーストラリアのメルボルン・シティへの短期レンタルも経験したが、2014年夏~2018年シーズンまでMLSでプレー。2019年シーズンはJ1のヴィッセル神戸に籍を置き、その後1年でスパイクを脱いだ。
ビジャは現役時代、スペイン、アメリカ、オーストラリア、日本と4カ国でプレーし引退した。実現こそしなかったが、一時はイングランドでプレーするという選択肢もあったようだ。
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