ビエルサ監督とリーズがフェアプレー賞…FIFAは「究極の勝利」と評価

FIFA年間表彰式『The Best』が23日に行われ、リーズ・ユナイテッドと監督のマルセロ・ビエルサがフェアプレー賞を受賞した。

その大きな要因となったのは4月28日の第45節アストン・ヴィラ戦でのこと。昇格プレーオフ出場権を争う一戦となったが、指揮官は美しい“采配”を魅せる。72分に激しいタックルで相手FWからボールを奪ったリーズがそのままプレーの中断を求めるアストン・ヴィラ守備陣を尻目に先制点を手にする。しかし、そのプレーで相手FWが負傷していたため、ヴィラMFアンワル・エル・ガジが怒りを見せ、退場となってしまう。

すると直後、ビエルサ監督はフェアプレー精神を見せ、キックオフからリーズの選手たちに動かないよう指示を出し、ヴィラに同点弾を与えた。結局、1-1に終わった試合についてFIFAは称賛している。

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「フットボールの住民の中には究極の勝利を考えている者もいる。それがスポーツをする唯一の目的だ。勝利をもたらすよりも、さらに高い価値がある」

また、ビエルサ監督は「リーズのファンは私の行動に疑問を抱かなかったと思う」と主張し、「行動するときに最も難しいのは、正しいか間違っているのかを判断することではなく、それによって起こる結果を受け入れること」と語っている。