元アスレティック・ビルバオDFコイキリ・レルチュンディ氏が、自身を戦力外としたマルセロ・ビエルサ監督から「“いじめ”を受けた」と訴えている。
2007年からアスレティックでプレーしていたコイキリ氏だが、ビエルサ監督が同クラブに到着した2011年夏に戦力外となり、その翌年にミランデスへと移籍した。コイキリ氏はスペイン『ムンド・デポルティボ』とのインタビューで、ビエルサ監督に戦力外とみなされた選手たちが、不当な扱いを受けていたと語っている。
「私はビエルサの到着に期待を抱いていた。しかし練習初日に、我々のことを戦力に数えていないと通告してきて、チームから切り離された。さらに『ここから出て行った方が良い。とても悪い思いをすることになるぞ』と忠告されたんだ」
「そうして我々はチームから切り離された。当時の私は理解していなかったが、あれは不当なことだった。完全に“いじめ”だったんだよ。アスレティックのようなクラブでそんな苦しみを味わうなんて、本当に厳しいことだ。ひざの状態も思わしくなく、本当に最悪だった」
ビエルサ監督はアスレティック加入から2カ月後に、戦力外とした選手たちに対する扱いが非情なものであったとして会見で謝罪。コイキリ氏らを一時的にチームの全体練習に参加させた。しかしながらコイキリ氏によると、全体練習での扱いはさらに酷いものであったという。
「2カ月間はグループに入れてもらえたが、まるでコーンみたいに扱われた。あの2カ月間はそれまでよりもずっと辛いものだった。あんな風に選手を扱う人間と触れ合わなければならないなんて、本当にやってられなかった」
コイキリ氏はさらに、ビエルサ監督が戦力に数えていた選手たちも、同指揮官に対してネガティブな感情を抱いていたと主張している。
「ビエルサの人情的な部分はファンに向けられ、メディアに対してはそうじゃなかった。彼はメディアを恐れていたからね。そしてチームの内部では、とても厳しい形で選手たちを扱い、本当に容赦がなかった」
「『彼のもとでプレーできなかったから、そんなことを言うんだろ』。そう考えられてしまうかもしれないが、自分のことだけを言っているわけじゃないんだ。プレーしていた選手たちだって、彼にはうんざりしていたんだよ」
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