4日のラ・リーガ第8節、ビジャレアルは敵地サンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリー戦を1-3で落とした。MFサンティ・コメサーニャは試合後、レフェリングがレアル・マドリー寄りであったと憤りを表している。
前半はマドリーの攻勢を跳ね返していたビジャレアルだったが、後半に入ってFWヴィニシウスの2ゴールを許した。47分、ヴィニシウスがペナルティーエリア内で放ったシュートが、コメサーニャの出した足に当たってコースが変わり、これが先制点に。また69分には、エリア内でコメサーニャがヴィニシウスを倒したとしてPKの判定となり、ブラジル人FW自身にシュートを決められている。
ビジャレアルは73分、途中出場のFWジョージズ・ミカウタゼが1点を返すも、77分にDFサンティアゴ・モウリーニョがドリブルするヴィニシウスの顔に打撃を与えたとして、2枚目のイエローカードで退場に。数的優位のマドリーは81分にFWキリアン・エンバペがダメ押し弾を決めて、ビジャレアルに引導を渡している。
ただヴィニシウスのPK奪取、モウリーニョに対する2枚目のイエローカード誘発は、ビジャレアルにとっては厳しめの判定だった。試合後、スペイン『DAZN』とのインタビューに応じたコメサーニャは、レフェリングに対する怒りを隠さなかった。
「僕たちは勝利や、何かポジティブなものを引き出そうと試みた。試合の入り方は素晴らしかったと思う。中盤で守備ブロックをつくり、速攻を仕掛けてね。でもその後、ヴィニシウスのシュートが決まってしまった。僕に当たって跳ね返り、枠内に収まったが、そこから試合は手元から離れていった」
「その後にはPKが生まれたが、僕にとってはもっと何かがなければ笛を吹くべきじゃなかったと思う。あれは大きな打撃だった。まだ試合は1-0だったんだからね。あの場面は、彼(ヴィニシウス)がどう跳び上がったかを見れば事足りる。彼は両足で跳んでいたよ」
「次に(モウリーニョの)退場があったが、彼は(ヴィニシウスの)前に出ただけで2枚目のカードを提示された。ベルナベウで勝つのは最初から難しいことだけど、こういったことが起こるならば、本当に難し過ぎるよ」




