24日のリーガエスパニョーラ第6節、バレンシアは敵地アノエタでのレアル・ソシエダ戦を3−2で制した。
2010年以降、アノエタで勝利を手にしていないバレンシアだったが、今季より同チームを率いるマルセリーノ・ガルシア・トラル監督はソシエダ戦の成績が10勝2分けと相性が良く、実際に呪いを解くことに成功した。
26分にロドリゴが先制点を決めるも7分後にエルストンドが1−1とし、55分にナチョ・ビダルが勝ち越し点を挙げるも4分後にオジャルサバルがまたもスコアをタイに戻すなど、ソシエダを引き離せないバレンシア。だがソシエダのイゴール・スベルディア、自チームのジョフレイ・コンドグビアがそれぞれ退場して10人対10人となった後、決勝点を生んだ。
85分、ゴンサロ・ゲデスがロングボールから最終ラインを突破してペナルティーエリア内左に侵入。自らシュートを放てる状況だったが、フリーとなっていたシモーネ・ザザに右アウトサイドで横パスを出すと、イタリア人FWがこれをしっかりと決め切っている。
劇的な得点に歓喜するバレンシアだったが、ここでアクシデントが……。マルセリーノ監督が喜びのあまり左足をつってしまったのだ。左足を引きずりながらゴールを祝った同指揮官はその後、ベンチで足を押さえながら、苦痛の表情を浮かべていた。1点リードを維持したまま試合終了を迎えたバレンシアは、勝ち点を12に伸ばして4位の座をキープしている。
なおマルセリーノ監督は試合後、その身に起こったことについて次のように語った。
「足が強く引きつった。私も年だし、然るべき状況では自制をしないと」
「少し片足を引きずっているが、選手が負傷するよりも、私がこうなることを望むよ。どっちにしたって指揮はできるのだから。……未来に似たようなことが起こるのは避けたい」
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