7日のリーガ・エスパニョーラ第16節、カンプ・ノウを舞台としたバルセロナ対マジョルカは5-2でバルセロナの勝利に終わった。マジョルカに所属する日本代表MF久保建英は先発フル出場を果たしている。
バルセロナの下部組織に在籍した過去を持つ久保が、その永遠のライバルであるレアル・マドリーを所属元としてカンプ・ノウのピッチを踏んだ試合。4-4-2の2トップの一角、または右サイドハーフとしてプレーする日本人MFは、確かに特別な才能を有することをこのスタジアムで示した。しかしながら、メッシを頂点とするタレント集団のバルセロナが、チームとしての力量の違いをまざまざと見せつけている。
6分、マジョルカは久保の精度の高いクロスからペナルティーエリア内左のダニ・ロドリゲスがシュートを狙ったが、これはすんでのところセルジ・ロベルトのクリアに遭った。そして、その直後のCKから速攻を仕掛けたバルセロナが先制点を獲得。ロングフィードから最終ラインを突破したグリーズマンがそのままエリア内に侵入すると、GKマノロ・レイナを目前にループシュートを放ってネットを揺らしている。
失点したマジョルカは9分、久保が左サイドで馬力のあるドリブルを見せて、腕をつかんだセルジ・ロベルトのイエローカードを誘発。日本人MFは一人がマークにつくだけでは止められないドリブルを幾度も見せ、そのクオリティーを強調していく。だが17分、試合直前に6個目のバロンドールトロフィーをお披露目したメッシが、なぜ世界の頂に立っているのかを誇示するようなゴラッソ(ファインゴール)を記録。背番号10がペナルティーアークでパスを受けるや否や左足を振り抜くと、強烈な勢いのボールが枠内に突き刺さった。
早々に2点のリードを奪われたマジョルカだったが、35分に1点を返す。サルバ・セビージャのスルーパスからペナルティーエリア内に入り込んだブディミルがシュートを放つと、スライディングしたラングレに当たったボールが枠内へと転がった。しかし、この1点も今日のバルセロナ、特に絶好調のメッシを前には焼け石に水だった。41分、メッシが再度ペナルティーアークから左足でボールを叩くと、これも枠内に収まってバルセロナが3点目。その2分後にはL・スアレスが絶妙なヒールシュートを決め、試合は4-1で折り返しを迎える。
後半もバルセロナが優勢に試合を進める状況は変わらず、グリーズマン、L・スアレスらがコンスタントに決定機を得ていく。対してマジョルカの速攻の起点としてプレーする久保は、右足で強引にミドルシュートを放つなど、18歳とは思えぬ積極性を示し続ける。すると64分、マジョルカが久保を起点として2点目を記録。右サイドでのボールを受けた久保が相手DFを引きつけながらオーバーラップする右SBガメスにスルーパスを送り、サイド深くまで突き進んだガメスのクロスからブディミルがヘディングシュートでネットを揺らした。
そして84分、スコアがもう一度動く。動かしたのはバルセロナ。得点者は、三度メッシだった。ペナルティーエリア内に入り込んだアルゼンチン代表MFは、L・スアレスのポストプレーから左足のシュートを枠の右隅に突き刺している。ハットトリックのメッシは今季リーガの得点数を12として、ベンゼマを1点上回り得点ランクのトップに立った。バルセロナはその後もマジョルカを攻め続け、3点リードのまま試合終了のホイッスルを迎えている。
リーガ4連勝のバルセロナは同日にエスパニョールを破ったレアル・マドリーと勝ち点34で並び、得失点差によって首位に位置。今季アウェーで未勝利が続くマジョルカは、降格圏18位セルタと勝ち点1差で17位につけている。
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