バルセロナとボルシア・ドルトムントは、フランス代表FWウスマン・デンベレ(20)の移籍で合意に至った。メディカルチェックに通過次第、取引が成立することをドルトムントが25日、発表した。
既に24日に現実味を帯びていたデンベレのバルセロナ行きだが、その翌日にクラブ間の合意が発表。移籍金は1億500万ユーロ(約136億円)、それに加え4300万ユーロ(約55億円)に相当する40%はボーナスとして支払われる可能性がある。
またバルセロナ側の発表によると、選手本人は28日に予定されているメディカルチェックを通過すればバルセロナと5年契約を結ぶ見通しとのこと。バルセロナは契約解除のために必要な違約金を4億ユーロ(約516億円)に設定したとしている。
デンベレの移籍金は、今夏バルセロナからパリ・サンジェルマンへと移籍したブラジル代表FWネイマールの移籍金290億円に次いで歴代2位となった。これにより、2016-17シーズンよりドルトムントに約19億円で加入していたデンベレに付けられた値札は、わずか1年で10倍に跳ね上がっている。また、バルセロナが設定した契約解除料516億円は、リオネル・メッシに設定されている約389億円を上回ることとなった。
なお、バルセロナ移籍を求めてドルトムントの練習を無断欠席し、沈黙を貫いていたデンベレだが、この発表を受けて「バルサ万歳、カタルーニャ万歳」と久しぶりにツイッターに投稿。新天地でのプレーに対し喜びを表わにしている。
今夏ネイマールが突如として移籍して以来難航していたバルサの"後釜探し"だが、この歴史的な巨額移籍でひとまず決着がつきそうだ。




