バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が、同クラブを古巣とするアル・サッドMFシャビ・エルナンデスの発言に反論している。
シャビは先に、最近のバルセロナがカンテラ(下部組織)を軽視していると発言。「バルセロナは眠っていた。船がひとりでに進むと信じ込んでいたのさ。カンテラとプレーモデルを増強しなくてはならない。カンテラの監督は選手たちを育てるべきなんだ。タイトル獲得もいいけど、目的は育成にこそあるんだよ」と語っていた。
バルトメウ会長はアメリカ『ニューヨーク・タイムズ』とのインタビューでこの発言についての見解を求められ、カンテラを軽んじてはいないことを強調。カンテラの選手たちがトップチームで居場所を確保できずにいるのは、シャビや現在もチームに在籍する選手たちが、彼らの出場の妨げになったためと論じた。
「問題はシャビ、イニエスタ、レオ・メッシといったトップチームの選手たちの存在にある。メッシ、ネイマール、シャビ、イニエスタ、ブスケッツ、ピケらがいて、トップチームの選手になることは難しい。そうしたチームでプレーすることは困難だ」
また現在のバルセロナでは、トップチームの戦力が充実し過ぎているために、カンテラの選手が他クラブで修行を積む必要があるとの見解も示している。
「誰が新しいレオ・メッシになるか? 次のメッシになるであろう選手たちは、一度このクラブを去らなければならない。そうするしかないんだよ。シャビはもっとゆっくり進むことを勧めているが、しかし問題はシャビの存在にこそあったんだよ! 彼がイニエスタやピケとともに問題を生み出してしまったんだ」
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